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夜中にトイレで起きるのは、単なる老化ではない?

夜中にトイレに行く頻度が増えるのは老化のサインであると考える人が多いですが、これにはより深刻な問題が隠れている可能性があります。

- 就寝中にトイレに行きたくなって目が覚めたことはありますか?
これを老化の兆候であると考える人は多いですが、専門家はより深刻な問題である可能性があると警告しています。

30歳以上の成人の3人に1人、65歳以上の3人に2人が夜中に用を足すために起きています。

泌尿器科のフィリップ・バン・ケレブロエック教授は、これは夜間頻尿と呼ばれる状態である可能性があると警告しています。


- 夜間頻尿とは?
夜間頻尿を患う人は、夜中に複数回トイレに行く必要があります。

夜間頻尿研究センターの編集者であるケレブロエック教授は、次のように述べています。
「夜中にトイレのために起きるのは老化の一部だと考える人が多いですが、そうとは限りません。睡眠不足は深刻な健康障害を引き起こすことがあるため、夜間に複数回目が覚める人は医師に相談し原因を確認すべきです。」

「夜間頻尿は治療できるため、人知れず苦しむ必要はありません。」

夜間頻尿は人をいらいらさせるだけでなく、睡眠を妨げることもあります。

夜間の睡眠妨害は糖尿病や免疫機能低下、心臓病やいくつかのがんに関連しています。

また、不安障害やうつ病などの精神疾患を引き起こす可能性もあります。

ケレブロエック教授は、睡眠不足は精神機能のあらゆる側面に影響する可能性があり、集中力や記憶力、物事の習得技術などの低下につながります。


- 多尿症とは?
夜間頻尿は、尿の過剰産生によって引き起こされることがあり、より深刻な疾患の症状であることがあります。

多尿症と呼ばれる尿の過剰は、1日2.5リットル以上排尿することを指します。

これは水分の摂りすぎの他、2型糖尿病などより深刻な疾患が原因で起こることがあります。

また多尿症は泌尿器感染や腎臓結石、腎不全の他、男性の前立腺肥大の徴候であることがあります。

2型糖尿病を患う人は、血中の糖分が過剰になっています。

腎臓は血中の糖分を尿として排出しようとするため、排尿回数が増えることになります。

同様に、腎臓に結石のような問題がある場合も腎機能に変化を生じさせることがあるため、排尿回数が多くなります。

通常よりもトイレの回数が多いと感じ、腰痛や体重低下、寝汗、足の脱力感、発熱がある場合は、医者の診察を受けるべきです。

出典:2019年3月21日更新 The Sun 『Get up to pee in the night? From cancer to heart disease, doc warns it’s NOT just old age』(2019年5月23日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/8690277/cancer-heart-disease-pee-night-not-old-age/