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JapanRx / 変形性関節症の治療の事実

変形性関節症の治療の事実

指や背中に変形性関節症と診断された場合、次に何をすべきか知ることも大切です。

変形性関節症(OA)は、初期症状が50歳前後に現れます。私たちの晩年に発生する最も一般的な関節炎です。
女性の場合、OAは、閉経を期に発病することがあります。 また、他には、スポーツや事故による関節の損傷に起因する場合、また、より若い年齢で発病する場合は先天性奇形、また、まれに、代謝の問題(二次OA)があります。

手に発症した場合、初期のOAは、骨結節を形成する親指の付け根の関節が痛む場合が多く、 そして時には指の真ん中や、手首、こぶしが痛む場合もあります。
発症頻度は高い順に、首と背中、膝、指関節、および股関節ですが、これらの発病には背骨が関与している可能性があります。

変形性関節症は、初期には関節軟骨における生化学的変化を引き起こし、その構造的な一体性、および骨の厚みに影響を与えます。ひとえに老化がこれらの変化を引き起こすかといえば明らかではありません。
また、軟骨の細胞内代謝や酵素プロセスが、骨の劣化や細線化を引き起こします。

少数の患者には、主に指の端関節と親指の付け根に、赤み、腫れ、痛みと炎症がみられます。
これは、炎症性OAと呼ばれ、関節リウマチと混同されることがあります。通常のOA患者のほとんどは、初めは炎症がありませんが、後になって、軟骨の小片に関節が張るような感覚が発生し(滑膜)炎症を引き起こす可能性があります。

OAの診断には、痛み、関節、骨結節、きしみ、変形性、安定性、膝の過剰な流体、限られた動き、拘縮、および筋萎縮など、関節に関するすべての検査が必要となります。
その為、リウマチ専門医によって行われる検査の受診をお勧めします。

関節に関係するベースラインX線は、損傷の診断評価に役立ち、および病状の進行を管理するため、後で行ったものと比較することができます。
OA関節内の関節液は、非炎症性であり、例えば、OAと共生することができる関節炎の一種である、偽痛風の結晶など、追加の手がかりを提供することができます。

変形性関節症は、治療されると再発せず、異常が認められた痛みや機能障害の程度により治療へと導かれます。
肉類や酒類の摂取に制限がある痛風を除き、関節炎のいずれかのタイプを予防、治療するための特別食はありません。

もし発病した場合、その次に行うことは、あなたの症状に従い治療を行い、痛みを軽減させて日々の幸福度を向上させるということです。
治療は、関連する関節によって異なります。これには、過度の関節のストレスを取り除き、痛みを緩和するの関節可動性を維持し、筋力を向上させることに焦点を当てる必要があります。

痛みの軽減のための最初の治療薬は、アセトアミノフェン(タイレノール)を32​​5-500mg、1日2回、2錠を摂取し、1日に4gを超えない量を摂取します。次は、COX-2阻害剤(セレコキシブ)またはナプロキセン、イブプロフェン、及びインドメタシンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)になるでしょう。 NSAIDは、食べ物や胃を保護する薬剤(ランソプラゾール、オメプラゾールまたは制酸剤)と一緒に服用して下さい。オピオイド薬(麻薬型鎮痛剤)は、ほとんど必要ありませんし、むしろそれらは便秘や中毒の原因となりますので、避けるべきです。

ヒアルロン酸(正常な軟骨と関節液の成分)の関節注射は最長6ヶ月間、使用することができます。炎症がある場合は、長時間作用性ステロイドとの関節注入を数ヶ月間、役立てることができます。
グルコサミンとコンドロイチン硫酸サプリメントは、痛みの緩和と、一部の患者を助けることができます。また、特定の研究では、軟骨の厚さに微小ですが改善が見られたことがわかっています。
新薬のジアセレインは、OAの治療に臨床試験中です。
鎮痛には、湿布、温湿布、カプサイシンクリーム、および他のクリームやゲルなどが使用できます。患者の中には鍼治療に救済を見つける人もいます。

その他、利用できる治療方法は、米国関節炎財団やリウマチ学会など、また、リウマチ専門医のオフィスでパンフレットの入手が可能です。

(記事元)
http://www.everydayhealth.com/