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古いパッケージ野菜が健康に悪い理由

レスター大学の調査によると、傷んだ葉野菜のパッケージにはサルモネラ菌が含まれている可能性があるといいます。

応用と環境微生物学ジャーナル(Applied and Environmental Microbiology)に発表されたこの研究では、野菜から出た汁によってサルモネラ菌の運動性が倍増したことが観察されました。

パッケージ野菜と似た環境下においたサルモネラ菌を冷蔵庫に5日間置いところ、100個であった菌が100,000個に増殖しました。

また野菜から出た汁により、葉野菜上にバイオフィルム(菌膜)が形成されやすくなることもわかりました。
微生物バイオフィルムは洗浄に対して耐性があり、細菌が増殖できる環境を作ります。

研究者らは、葉野菜の微生物叢が野菜から出た汁に反応しないことが分かり、驚きました。
これは、この汁によってサルモネラ菌に有利な環境が作られていることを示しています。

この研究の共同著者であるプリムローズ・フリーストーン氏は、次のように述べています。
「葉野菜は虫や鳥のフン、肥料、その他を介してサルモネラ菌にさらされる可能性のある田畑で育ちます。
このような汚染によるサルモネラ症の発生は稀ですが、それでも公衆衛生上の問題となります。
こうした菌は、清浄な水を使った灌漑や良好な衛星状態、歯の洗浄など、問題を軽減するための対策が行われているにもかかわらず発生する可能性があります。

「さらに、過去の研究では、サルモネラ菌は葉野菜や根っこの汁に強く引き寄せられ、野菜の発芽中に植物の脈管構造に入り込むことができ、一旦中に入ると洗い流すことができなくなることが示されています。」

出典:2016年11月21日更新 Medical Daily 『Why your old bagged salad is a health menace』(2019年5月17日に利用)
https://health.spectator.co.uk/old-bagged-salad-health-menace/