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冬の肌の乾燥を防ぐ方法

- 冬はなぜ保湿が難しいのですか?
Su博士は、これには季節ごとの環境変化を含め、様々な理由があると言います。

「湿度や気温の違い、空調温度が理由に挙げられます。例えば、暖房の使用や、ヒーターや暖炉近くに座ること等があります。」と彼は言います。

熱いシャワーを長時間浴びることも、皮膚の乾燥につながります。

「お湯は最も一般的な肌の刺激物です。皮脂を除去し、乾燥を悪化させることがあります。」

ある種の衣類や寝具類も乾燥の原因になります。


- どうすれば肌の乾燥を避けることができますか?

<ステップ1: 肌を乾燥させるものを避ける>
これにはシャワーを浴びる時間を短縮したり(環境にも良いです。)、シャワーの温度を下げると効果的です。

<ステップ2: ボディウォッシュや石鹸の使用を避ける>
もしくは、少なくとも保湿作用のある製品を使用すると良いでしょう。

「ソープフリー(石鹸成分を含まない)」の表示がない製品については、確認すべき事項がいくつかあります。
石鹸成分は、動物性もしくは植物性脂肪と苛性ソーダを混ぜることで作られます。
そのため、原材料表示を確認することで、その製品が石鹸ベースか否かを判断することができます。
例えば、オリーブオイルで作られた石鹸にはオリーブ脂肪酸(sodium olivate)の表記がされ、獣脂で作られた石鹸には牛脂脂肪酸などの表記がされます。
一般的にソープフリーの洗浄剤には、ラウリル硫酸ナトリウム(sodium lauryl sulfate)やよりマイルドなラウレス硫酸アンモニウム(ammonium laureth sulfate)、
アルキル硫酸ナトリウム(sodium alkyl sulfate)などの化学成分が代わりに含まれています。

<ステップ3: 保湿する>
しかし、どの保湿剤が一番効果的なのでしょうか?
グリセリンや流動パラフィンを配合した保湿剤を探すと良いと、Su博士は推奨しています。
もし高価な保湿剤を使用している場合、肌に見られる天然の皮脂の働きを再現するセラミドが配合された製品を探してみましょう。

「軟パラフィンや流動パラフィンに悪いイメージを抱く人も多いですが、これらの成分は長年使用され、高濃度での試験が幾度も行われています。」と、Su博士は述べています。


- 天然油の使用について
キッチンからココナッツオイルのような油を持ち出し肌に使用する前に、以下に目を通してください。

「ココナッツオイルの良い効果を示した研究がいくつか存在します。オリーブオイルのようなその他の油については、効果が定かではありません。
いくつかの研究では、ある種のオリーブオイル、特に品質の低いものは、肌バリアを再生するのではなく、むしろダメージを与えることがわかっています。」とSu博士は言います。

「フレグランスオイル (香油)や植物性油脂を使用した製品の多くは、アレルゲンとなる可能性があることも知られています。」

「ほとんどの皮膚科医は、植物性の製品は推奨しない傾向にあります。これらを「自然な」製品であると考える人もいるかもしれませんが、こうした天然タンパク質が肌を過敏にし、アレルギーを引き起こす可能性があります。」

以上を実践すれば、今年の冬は、乾燥肌を撃退できるはずです。

本記事は一般的な情報にすぎません。
個々人の症状にあったアドバイスを得るには、あなたの病歴を知る医師に相談すべきです。

出典:2019年6月10日更新 ABC Net Life 『Avoid dry, ashy skin this winter with these steps』一部抜粋(2019年6月10日に利用)
https://www.abc.net.au/life/keeping-your-skin-hydrated-avoiding-ashy-skin-in-winter/11151818