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乳児用ワクチンは1型糖尿病からも子供たちを守るかもしれない

2019年6月14日金曜日(HealthDay News) : 一般的な乳児感染症ロタウイルスに対する予防接種は、子供をその病気から守るだけでなく、
また、子供たちが大人になってから、1型糖尿病を発症するのを防ぐかもしれないと、 新しい研究では示されています。

ミシガン大学、アナーバーの疫学者であるメアリー・ロジャース博士の研究によると、
「胃インフルエンザ」ウイルスワクチン(ロタウイルスワクチン)の推奨用量をすべて摂取した乳児は、
ワクチン未接種の乳児と比較して1型糖尿病を発症するリスクが33%低かったそうです。

1型糖尿病は膵臓におけるインスリン産生細胞の死滅を伴う疾患です。
この病気の患者さんは毎日インスリン注射を必要とし、彼らの長期的な健康への影響は深刻なものです。

新しい研究では、ロタウイルスワクチンが赤ちゃんに利用可能になる2006年前後に生まれた150万人以上の子供たちの
国民保険データを調査しました。
1型糖尿病は「珍しい慢性疾患であるため、人口全体の傾向を見るには大量のデータが必要です。」
とロジャース博士は大学のニュースリリースで説明しました。

ワクチンを3回接種した子供たちは1型糖尿病から保護され、それ未満だった子供たちはそうではなかったようだと研究者らは述べました。
ロジャーズ博士は、この研究ではワクチンが1型糖尿病を予防することは証明できず、関連性があることだけを強調しました。
「これらの調査結果を確かなものにするには、もっと時間と分析が必要になるでしょう。」  
「しかし、ロタウイルスワクチンの導入後、幼児の間では1型糖尿病が減少しています。」
と博士は言います。  

しかしながら、ロタウイルスワクチンの推奨される用量を完全に摂取することは非常に重要でした。
米国疾病予防管理センターでは、赤ちゃんには遅くとも生後15週までに複数回投与ワクチンの接種を開始し、
月齢8ヶ月前に接種を終了することを推奨しています。

ロタウイルスワクチンは、注射ではなく、経口ドロップ薬を介して投与されます。  
ロジャーズ博士によると、2019年以前に発表されたオーストラリアの研究でも同様の結果が得られています。
そして彼女は、すべての米国の子供たちがロタウイルスに対しての予防接種を完全に受けているならば、
1型糖尿病の症例数は毎年子供10万人あたり8件少なくなるだろうと予想しました。

現時点では、4人に1人の乳児はロタウイルスワクチンの推奨投与量の3回のうち、すべてを受けていないと研究チームは指摘しています。
3回の予防接種を全て受けることで子供がロタウイルスに感染し入院する可能性が94%減少するためそれは大変重要です。

ロジャーズ博士は、研究はまだ初期段階にあると強調しました。
「今から5年後には、もっと多くのことがわかります。」
と彼女は言います。  

「米国でロタウイルスワクチンが接種可能となり、最初に摂取した子供たちは、現在小学生になっており、
1型糖尿病が最も頻繁に検出される時期に入っています。
うまくいけば、今後数年間で新しい症例は減るでしょう。しかしそれは、我々の調査結果に基づいて、
その子たちの親が子供に予防接種を受けさせるかどうかということにもかかっています。」  

【以下のウェブサイトより引用】
https://consumer.healthday.com/diabetes-information-10/type-i-diabetes-news-182/common-infant-vaccin...