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中年の肥満は認知症リスク増大、しかし老年の肥満はリスク低下

肥満は高血圧、癌、糖尿病リスクを増大させることは明らかになっていますが 中年の肥満は認知症リスクを増大させる可能性があると新たな研究で報告されました。 しかし年配の肥満である場合には認知症リスクを下げてくれるとの報告がありました。 英国オックスフォード大学のMichael Goldacre教授はBMJに研究を報告しました。 過去の研究においては肥満と認知症リスクの関連が報告されましたが、関連性は年齢により変化すると研究では結論付けられました。異なる年齢のグループデータが異なる研究で発表されましたが 過去の研究では認知症リスクと肥満の年齢による影響を考慮していませんでした。 研究チームは1999年から2011年までの英国の入院記録を分析しました。 451232人の肥満人口のうち57%は女性でした。データを基に認知症の治療や症状による死亡があるか調査されました。分析の結果肥満人口の認知症発症リスクは年齢により影響されていることがわかりました。 詳細には30台の中年の肥満患者は発症リスクが非肥満患者に比べ3.5倍以上になることも判明しました。 しかし発症リスクは年齢と伴に下がり、40台では1.7倍、50代では1.5倍、60台では1.4倍認知症リスクが高くなっていました。70台の肥満では特に発症率に差は見られませんでした。80台の肥満患者では認知症発症リスクが22%低いことが分かりました。 30台の肥満では血管性認知症やアルツハイマー病を発症するリスクも高いことが分かりました。 40-60台の肥満患者は血管性認知症リスクが高くなっており、一方でアルツハイマー病リスクは下がっていました。 この研究にはいくつかの欠点が見られたことを指摘されました。 例えば被験者は病院へ行ってからデータを取られた為肥満になったときから追跡調査をされているわけではありませんでした。 短期間のデータでは30歳または70歳の時から肥満なのか把握できないためより詳しいデータが必要と考えれています。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/281382.php