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ロックダウン中の体重増加が子供の糖尿病症例の急増を引き起こした可能性がある

2021625日(ヘルスディニュース)- 米国の子供たちの2型糖尿病の発生率と重症率は、おそらくCOVID-19パンデミックの期間でロックダウン中の体重増加が原因で上昇したと研究者らは述べています。

「私たちの研究では、ある医療センターで小児の2型糖尿病の入院について調査しましたが、その結果は、全国の他の小児病院で起こっていることの縮図である可能性があります。」

と、ルイジアナ州バトンルージュにあるペニントン生物医学研究センターの臨床試験ユニットの准教授で、筆頭著者であるダニエル・シア博士は述べました。

外出禁止令は2型糖尿病の危険因子を増加させました。

研究者によると、それらには、身体活動の減少、スクリーン時間やその他の座りがちな行動の増加、睡眠障害、加工食品の消費量の増加などがあり、これらはすべて体重増加に繋がります。

短期間のわずかな体重増加でも、2型糖尿病や心臓病のリスクを高める可能性があります。

パンデミック時の子供たちの2型糖尿病について詳しく知るために、研究者たちは、20193月から12月までと、2020年での同時期で、バトンルージュのアワーレディーオブザレイク子供病院での2型糖尿病の入院数と重症度を比較しました。

新たに発症した2型糖尿病の入院率は、2020年では0.62%(2,729人中17人)となり、2019年の0.27%(2,964人の入院のうち8人)から上昇しました。

2020年に入院した子供たちは、2019年に入院した子供たちよりも、血糖値および、A1C3か月間の血糖値のマーカー)が高く、脱水症状の指標も高い、より重度の糖尿病でした。

また、2020年には、子供の糖尿病性ケトアシドーシス(2019年の3人に対して8人)やHHSまたは高浸透圧高血糖症候群(2019年の0人に対して2人)など、通常は集中治療室への入院を必要とする深刻な状態の子供が増えたことも示されました。

どちらの状態も糖尿病性昏睡につながる可能性があります。

米国糖尿病学会のオンライン会議で発表された調査結果によると、2020年の25件の入院のうち、23件は黒人の子供で、19件は男児でした。

会議で発表された研究は、通常、査読付きのジャーナルに発表されるまで予備的なものと見なされます。

「残念ながら、COVID-19は私たちが認識しているよりも多くの形となり私たちの生活を混乱させました。」

とシア博士は会議のニュースリリースで述べました。

「私たちの研究は、そのような困難な状況下でも子供たちの健康的なライフスタイルを維持することの重要性を強調しています。」



 

【以下のリンクより引用】

Lockdown Weight Gain May Have Caused Surge in New Diabetes Cases in Kids

Healthday