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メトホルミン治療でシトルリン値に効果

医療機関誌Diabetesのオンライン版で発表された研究によると2型糖尿病(T2DM)の患者についてメトホルミンでの治療はシトルリン値の低減に関連があります。
ドイツミュンヘンにあるノイヘアベアク研究センターヘルムホルツ協会のジョナサンアダム博士と博士のグループは、メトホルミンの多面的効果を調べるために、非標的メタボロミクスの手法を使用していました。

合計353個の代謝物が、アウグスブルクの地域(KORA)F4コホートの地域において、集団ベースの人間の空腹時血清サンプルで分析されました。

メトホルミンで治療された2型糖尿病患者(MT-T2D、74人)が抗糖尿病薬なしの患者(NDT-T2D、115人)と比較されました。

最初の発見は683 KORA参加者の縦軸のサンプルで確認されました。
人間の研究からの知見は、メトホルミンで治療されたdb/ dbマウスの血漿、肝臓、骨格筋、および精巣上体脂肪組織サンプルを用いて裏付けられました。

研究者らは、 NDT-T2DとMT-T2Dを比較した時、シトルリンはより低い値を示し、未知の代謝産物X-21365は、ヒト血清中のより高い相対濃度を示したことを見出しました。
メトホルミンでの治療を開始した患者では、7年間のフォローアップによりシトルリンは著しく減少したことが確認されました。
著しく低いシトルリン値は、プラズマ、骨格筋、およびメトホルミン治療マウスの脂肪組織で検証されましたが、肝臓では検証されませんでした。

「要約すると、メトホルミンの治療下においてシトルリンの血清値が、2型糖尿病を有するヒトの患者において減少したことが観察され、そして、並進アプローチにおいても、糖尿病のマウスにおけるプラズマ、骨格筋、および精巣上体脂肪組織にも同様に観察されました。」と著者らは記述しています。

この著者の何人かは、バイオ医薬品業界との経済関係について開示しています。

(記事元)http://www.empr.com/news/metformin-treatment-shown-to-effect-citrulline-levels/article/522868/