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ベロラブ 狂犬病ワクチン

ベロラブ 狂犬病ワクチンは狂犬病ワクチンに効果のあるお薬です。

同義語

純粋ベロ細胞 狂犬病ワクチン Purified Verocell vaccine, rabies (PVRV)

有効成分

純粋ベロ細胞 狂犬病ワクチン Purified Verocell vaccine, rabies (PVRV)

その他のブランド名

ベロラボ,Verorab Rabies Vaccine

製造元

Sanofi Aventis (サノフィアベンティス社)

包装

1

形状

注射(バイアル&シリンジ)

含有量

2.5 IU x 1 回分

SKU

2471

基本情報
ベロラブ 狂犬病ワクチン は、純粋ベロ細胞による狂犬病ワクチンです。

狂犬病は、狂犬病ウイルスを原因とする感染症です。病原体の狂犬病ウイルスはラブドウイルス科リッサウイルス属のウイルスです。犬、ヒトともに感染します。狂犬病という名前ですが、実際はヒトを含む全ての哺乳類に感染します。ヒトへの感染は主に犬経由の場合が殆んどですが、犬以外の動物が感染源となることもあります。ヒトからヒトへの感染はありませんがまれに移植患者間での感染例があります。
狂犬病病原体に感染した動物に咬まれるなどして発病するまでには、潜伏期間があります。病原体である狂犬病ウイルスが神経系を経由して脳組織に達するまでの時間が潜伏期間となります。脳に近い部位からウイルスが侵入した場合は、潜伏期間が短く約2週間程度、脳から遠い部位ですと数ヶ月から数年の潜伏期間を経るというケースもあります。前駆期では風邪のような症状や咬まれた部位への痒みなどが自覚症状として現れます。その後、急性期では不安や水を恐れるなどの症状が出て来ます。また、風を恐れるなどの症状、神経過敏、興奮、麻痺、精神錯乱、日光を恐れるなどの神経症状が出ます。急性期を過ぎると脳神経および全身の筋肉に麻痺をきたし、昏睡期へ移行し最後は呼吸障害に陥り死亡します。ワクチン接種を受けず発症した場合では致死率は99.99%とほぼ助かりません。世界でいくつかの生存成功例を除いて、治療法が無いというのが現実です。

未だ狂犬病の治療法は確立されていませんので、ワクチン接種による予防で狂犬病を広めないことが大変重要となります。日本では、飼い犬への狂犬病ワクチン接種は義務付けられています。

万一、狂犬病の疑いのある動物に咬まれた場合、傷口をせっけん水でよく洗い流し、消毒液やエタノールを使って消毒すること。そして直ぐに医療機関を受診し暴露後ワクチン接種をすること。

狂犬病での死亡者は全世界で約5万人/年もの数に上ります。主な流行地域はアフリカ、南米、アジアなどです。また、これらの地域以外でも野生動物で狂犬病の報告があることがあります。日本以外の海外を訪れる際は、野良犬やその他の動物に十分に注意して下さい。
警告
本剤は血管注射用ではありません。血管内への注射はしてはいけません!血管に針が刺さらないように注意して下さい。
免疫グロブリンと狂犬病ワクチンは、同じ注射器を用いたり、同じ部位に同時に注射することはできません。
禁忌
○重度の熱性感染症にかかっている場合
○急性疾患にかかっている場合
○進行性の慢性疾患にかかっている場合
○本剤およびその他のワクチンに含まれる成分に対して過敏症の既往歴がある場合
慎重投与
ネオマイシン(ワクチン中に微量に存在します)に対してアレルギーの既往歴がある場合は特に注意が必要です。ネオマイシンや類薬に対してアレルギーがある場合は事前に医師に伝えて下さい。
相互作用
コルチコステロイドおよび免疫抑制治療は、抗体産生を阻害し、ワクチン接種が失敗する可能性があります。したがって、2〜4週間ワクチンの最後の注射後に中和抗体アッセイを行うことが望ましい。

その他の医薬品との相互作用のリスクを回避するために、使用中の他の薬品や漢方、サプリメントなどを医師に伝えて下さい。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中、妊娠している可能性があるばあ、授乳中の場合は事前に医師に伝えて下さい。
その他の注意
お子様の手の届かない場所に保管し下さい。
保存等
2℃~8℃で保存(*冷蔵保存)
使用期限が切れたものは使用しないこと。
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