ベラパミル (ワソラン ジェネリック)
ベラパミル(英名:Verapamil)は血圧を下げる作用のあるお薬です。不整脈のや偏頭痛の治療にも使用されています。
ワソラン ジェネリック, Generic Calan
ベラパミル, Verapamil
ベラパミル塩酸塩錠40mg「タイヨー」, ホルミトール錠40mg, マゴチロン錠40mg, ワソラン錠40mg, カラプチン, Calaptin
10,28, 100
Nicholas, Abbott
錠
80 mg, 240 mg, 120 mg
インド,イギリス
85
【ベラパミル】食事と一緒に服用ください。ただし、グレープフルーツジュースとは一緒に摂らないでください。
【ベラパミル】アルコールとベラパミルを併用すると軽度の副作用を引き起こすことがあります。
【ベラパミル】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【ベラパミル】母乳育児中の使用は安全です。ヒトの研究では、薬物が母乳中に有意な量で流入しないか、乳児に毒性を引き起こすとは考えられていないことが示唆されています。
【ベラパミル】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【ベラパミル】腎疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整の必要がある可能性があります。医師へご相談下さい。過剰投与の兆候がないか注意深く監視することが勧められます。
【ベラパミル】肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談下さい。
ベラパミル
- 目まい、たちくらみ、足首、および足のむくみ、潮紅、頭痛は副作用として非常に一般的です。
- めまいやたちくらみを防止するには、座っているか横になっている姿勢からゆっくりと起き上がって下さい。
- ベラパミルでの治療中に便秘を発症した場合は、医師にご相談ください。
- 妊娠中、妊娠を計画しているか授乳中である場合は、医師にご相談ください。
- 心臓病(心臓発作、心不全、遅いまたは不規則な心拍)と診断されたことがある場合は、医師に知らせてください。
- これまでに腎臓や肝臓の問題があると診断された場合は、医師に連絡してください。
はい。ベラパミルは、医師の指示に従って、規定の用量で処方された場合、比較的安全です。
Q.イブプロフェン、アスピリン、ベナドリル、タイレノールをベラパミルと併用することはできますか?
医師の指示があれば、イブプロフェン、アスピリン、パラセタモール(タイレノール)またはジフェンヒドラミン(ベナドリル)と一緒に服用することができます。
Q.ベラパミルは体重の変化、胸やけ、脚の痙攣を引き起こしますか?
いいえ、ベラパミルが体重に影響することは知られていません。しかし体重の変化に気付いた場合は、医師に相談してください。
Q.ベラパミルは心拍数に影響しますか?
ベラパミルの副作用の1つとして心拍数が遅くなることがあります。このような症状が現れた場合は、医師に相談してください。
Q.ベラパミルはベータ遮断薬、スタチン、アリコリン作動薬、MOA阻害薬ですか?
いいえ。ベラパミルはベータ遮断薬、スタチン、MOA阻害薬、抗コリン作動薬ではありません。これはカルシウムチャネル遮断薬です。しかし、両方とも、高血圧および心拍異常(不整脈)の治療に使用されます。
Q.ベラパミルは片頭痛に使用されますか?
はい、ベラパミルは片頭痛に有用です。しかし、ベラパミルは医師によって処方されている場合にのみ服用してください。
【狭心症について】
狭心症は、動脈硬化や攣縮など冠動脈の異常によって心筋に虚血(血液が欠乏すること)が生じることで起こる胸の痛みや圧迫感などの書状を主にする虚血性心疾患です。冠動脈の異常を引き起こす要因となる動脈硬化のリスクを高めるものとして、高血圧、高脂血症、肥満、高尿酸血漿、ストレスなどがあります。狭心症の発作は、そのほとんどが15分以内に治まりますが、症状を放置すると心筋梗塞や心室細動などを引き起こすことになります。冠攣縮性狭心症は夜間、明け方や早朝に発作が起きることが多いこのでこの時間帯には特に注意が必要です。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【ベラパミル錠の推奨用量】
成人:
高血圧・・・
最初は1回120mgを1日2回服用し、その後1回160mgを1日2回の服用へ増量します。
場合によっては、1日最大480mgを複数回に分割して服用することがあります。
狭心症・・・
通常、1回120mgを1日3回服用します。
患者により、1回80mgを1日3回の服用で十分となる場合があります。
不整脈・・・
1回40~120mgを1日3回服用します。
心臓もしくは肝臓障害のある高齢者:
用量調節が必要となる可能性があります。
小児および青年:
<2歳未満>
1回20mgを1日2~3回服用します。
<2歳以上>
1回40~120mgを1日2~3回服用します。
錠剤は、水と一緒に服用して下さい。
【過量投与した場合】
直ちに医師に連絡して下さい。
過量投与すると、低血圧、稀に心不全を引き起こすことがあります。
【服用を忘れた場合】
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。
服用を忘れたら、思い出し次第直ぐに服用して下さい。
思い出した時間が次の予定時間に近い場合は、1回分を飛ばし、次の予定時間から服用を再開して下さい。
【服用を中止する場合】
服用を中止する前に医師に相談し、指示に従って下さい。
- 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること
- 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること
- 他の薬との飲み合わせが悪い物があるので医師と相談すること
- 心臓、腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師と相談すること
- アルコールとの併用は避けてください
心臓発作の既往歴、心臓のペースメーカーを使用されている患者、心不全、低血圧の人々、ポルフィリン症、果糖不耐症
ACE阻害剤、アルデスロイキン、プラゾシンなどのα-ブロッカー、アルプロスタジル、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、抗精神病薬、ベンゾジアゼピン、バクロフェン、プロプラノロールなどのβ遮断薬、他のカルシウム拮抗薬、クロニジン、ジアゾキシド、利尿剤、例えばフロセミド、ベンドロフルメ、ドーパミンアゴニスト、例えばブロモクリプチン、アポモルフィン、ヒドララジン、レボドパ、MAOI抗うつ薬、例えばフェネルジン、メチルドーパ、ミノキシジル、モキシシリト、ニコランジル、ニトログリセリン、チザニジン
ベラパミルは次のお薬の血液中の濃度を増加させる場合があります。そのため副作用のリスクが高まる可能性があるので組み合わせて使用する場合には投与量を調整してください。
アリスキレン、アトルバスタチン、ブスピロン、カルバマゼピン、シクロスポリン、シロスタゾール、コルヒチン、ダビガトラン、ダリフェナシン、ジゴキシン、ドキソルビシン、デュタステリド、エプレレノン、エベロリムス、イミプラミン、イバブラジン、ミダゾラム、キニジン、ラノラジン、シンバスタチン、シロリムス、タクロリムス、テオフィリン。
以下の薬はベラパミルの血中濃度を高める可能性があります。併用する場合にはベラパミルの投与量を調整してください。
シメチジン、イトラコナゾール、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、テリスロマイシン、リトナビル
以下の薬は体からベラパミルの効果を弱める能性がありますので投与量を増やす必要があります。
フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、リファンピシン、スルフィンピラゾン、薬草セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
以下の薬は、ベラパミルの降圧効果を下げる場合があります。
デキサメタゾン、プレドニゾロン、、エストロゲン、イブプロフェン、ジクロフェナク、インドメタシン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)
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