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ファビラビルが実験的コロナウイルス薬として承認

浙江海正薬業(Zhejiang Hisun Pharmaceutical Co.,Ltd.)の抗ウイルス薬ファビラビルFavilavir(ファビピラビル, Favipiravir)は、コロナウイルスを治療するための治験薬として承認されたと地元メディアが報じました。

 

最初のメディア報道によると、この薬はコロナウイルス薬として規制当局のお墨付きを得ていましたが、更新された報告では、同社はCovid-19の患者への臨床試験の承認を受けました。

 

国立医療製品局(National Medical Products Administration)の承認文書によると、同社はファビラビルのジェネリック薬を製造する要件は満たしているものの、さらなる、薬局での作業および臨床薬理研究が必要であると述べています。

ファビラビルは、インフルエンザの治療薬としての販売が承認されており、治験でコロナウイルスに対する有効性が示されている3つの薬剤のうちの1つです。

 

中国バイオテクノロジーセンター(China National Center for Biotechnology)のチャン・シンミン所長によると、ファビラビルは広東省深圳での試験で、コロナウイルス患者において軽度の副作用を伴うものの有望なプロファイルが示されました。

有効性を示す残りの2つの薬は、抗マラリア薬のクロロキンとギリアド社の実験薬レムデシビルです。

既存の医薬品であるクロロキンは、北京市と広東省の10件を超える病院での100人以上の患者において評価中です。また、湖南省では追加研究の計画が進行中です。

 

一方、ギリアド社の薬剤は、Covid-19が発生した震源地である武漢での10か所以上の医療機関で試験中であると伝えられています。

米国国立衛生研究所(NIH)の研究では、レムデシビルがサルからのコロナウイルスである中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)を予防しており、中国での試験で希望を見出していることが明らかになりました。

今月初め、武漢ウイルス学研究所(the Wuhan Institute of Virology)は、レムデシビルに関する新しい特許を求める申請を提出しました。

 

 

【以下のリンクより引用】

Favilavir approved as experimental coronavirus drug

PHARMACEUTICAL TECHNOLOGY