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ファウチ氏は、コロナウイルスワクチンの開発は近いと考える

COVID-19症例は、世界中で数百万人にまで増え続けています。
しかし、世界はまもなく、コロナウイルスの人への感染を防ぎ、恐らくパンデミックの阻止にも役立つ、効率的な手段を手に入れられるかもしれません。

アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ氏は、バイオテクノロジー企業のModerna社が、実験的なコロナウイルスワクチン試験の最終段階に移行する予定であると話しました。
サロンによる水曜日の報道によると、この試験が成功すれば、政府は7月までにはワクチン生産を承認することが期待できるといいます。

Moderna社は、ワクチンの第3相試験を実施します。
これは、米国食品医薬品局(FDA)が大量生産の認可を下し、一般に提供するにあたって必要となる、最終段階です。

ファウチ氏は、この試験では18歳の若者や高齢者数名を含む、計30,000人の患者を募集する予定であると述べています。

「第3相試験に向けて、用地を準備しています。」と、彼はジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)の編集者であるハワード・ボーチナー氏に語りました。

しかし、当局はCOVID-19ワクチンの開発進展にはリスクが伴うと指摘しています。
ファウチ氏は、たとえ政府がワクチンの生産及び流通を承認したとしても、ワクチンが効かない可能性はあると説明しました。

「私たちと企業、連保政府はリスクを冒しながらワクチンを開発しようとしています。」と彼は述べました。
「ワクチンの効果を確かめる前に、生産を開始する予定です。これは、ワクチンの試験と同時並行で行います。」

Moderna社製ワクチンの有効性に関するレポートは、11月もしくは12月までに発表される可能性があります。
しかしファウチ氏は、人々がレポートの発表を待つ間に、政府は1億回分のワクチン生産を開始し、2021年の初めには、「数億回分」のワクチンが利用可能になっているだろうと話しました。

コロナウイルスワクチンを人々に届けるためのプロセスを加速しているにも関わらず、米国はワクチンを市民に提供する際、困難に直面することが予想されます。
多くのアメリカ人は既に、ワクチン接種を拒否する意向を表明しています。

AP通信広報研究センターによる最近の調査によると、ワクチン接種に同意した回答者はわずか49%であった一方、31%は確信がなく、20%は絶対に接種しないと回答したといいます。

世界医療改革センターおよび世界健康危機強力センターの会長を務めるラッセル・メドフォード博士は、ワクチンを拒否するアメリカ人の存在は、COVID-19との闘いにおいて問題になると述べました。
推定では、集団免疫を獲得し、ウイルスを排除するためには、全国の人口の少なくとも70%がワクチンを接種する必要があることが示されています。

出典 2020年6月4日更新 Medical Daily『Fauci Believes We’re Closer To A Coronavirus Vaccine』(2020年6月5日に利用)
https://www.medicaldaily.com/fauci-believes-were-closer-coronavirus-vaccine-covid-19-novel-coronavir...