ビバリルジン 注射 (アンジオマックス ジェネリック)

ビバリルジン注射は、心臓発作および不安定狭心症に使用されます。 また、血管内の閉塞（血管形成術）を治療する手術を受けている患者にも使用されています。

ビバリルジン注射は、有害な血栓の形成を防ぐ抗凝固剤です。

出血

• ビバリルジン注射での治療中は出血やアレルギーの兆候、症状がないか定期的に検査してください。
• 以前、ビバリルジン注射やレピルジンなどの薬で治療されたことがある場合は、医師に知らせてください。
• 心臓に血液を供給する血管治療（ベータまたはガンマ近接照射療法と呼ばれる治療）で放射線治療を受けている場合は、医師に知らせてください。
• 深刻な心疾患につながる兆候や症状を監視するために、少なくとも24時間の入院が必要となる場合があります。
• 肝臓、腎臓、心臓の問題がある場合、ビバリルジン注射を摂取する前に、医師に知らせてください。
• 血液凝固を防ぐために他の血液希釈剤や医薬品を使用している場合は、医師にご連絡ください。
• 妊娠中、妊娠を予定している場合、または母乳育児を行っている場合は、医師にご相談ください。

Q.ビバリルジン注射とは何ですか？
ビバリルジン注射は、心臓病（急性冠動脈症候群-ACS）に起因する胸痛の患者、およびその血管の閉塞を治療する手順（血管形成術、および、または経皮的冠動脈インターベンション-PCI）を受けた患者における血栓の形成を防止するために使用されます。

Q.ビバリルジン注射はどのように代謝されますか？
ビバリルジン注射は、プロテアーゼと呼ばれる酵素によって代謝され、ビバリルジン注射を不活性生成物に分解します。

Q.ビバリルジン注射はどのクラスですか？
ビバリルジン注射は、非経口抗凝固剤と呼ばれる一群の薬剤に属しており、血餅の形成を防止する血液希釈剤として、注射によって投与されます。

Q.ビバリルジン注射の使用は国際標準化比（INR）に影響しますか？
はい、ビバリルジン注射は、血液の凝固能力を検出するための実験室試験であるINRの増加を引き起こす可能性があります。増加したINRは、血液の凝固能力を低下させます。

Q.ビバリルジン注射は活性凝固時間（ACT）に影響しますか？
ビバリルジン注射はACTを増加させ、血液の凝固能力を低下させます。

Q.ビバリルジン注射はどのように作用しますか？
ビバリルジン注射は、血管内の血餅の形成を防止することによって作用します。

ビバリルジンは抗血液凝固剤（直接トロンビン阻害剤）です。通常アスピリンと併用使用することを前提とされています。主に、一時的な糖タンパクIIb/IIIa阻害薬投与を伴うPCI（経皮的冠動脈インターベンション）を行っている場合、またPCI（経皮的冠動脈インターベンション）を行っていて起因性血小板減少（HIT）およびヘパリン起因性血小板減少の危険がある血栓症候群の恐れがある場合、経皮的冠動脈形成手術（PTCA）を受け不安定狭心症の場合などに用いられます。PCIおよびPTCAを受けていない急性冠症候群（ACS）における安全性および有効性は確立されていません。

ビバリルジンに対してアレルギーがある場合、及び手術による大量出血がある場合、またその前例がある場合の本剤の使用は禁忌です。

心疾患、腎疾患、血友病などの血液凝固障害がある場合は特に慎重に使用することが必要です。場合によっていは使用できないことも考えられますので必ず事前に医師にその旨を伝えて下さい。

ビバリルジンに対してアレルギーを持っているまたは既往歴がある場合、心疾患、腎疾患、血友病などの血液凝固障害がある場合には必ずその旨を事前に医師に伝えて下さい。

アルテプラーゼ、アニストレプラーゼ、クロピドグレル、ジビリダモール、ストレプトキナーゼやその他の抗血液凝固を使用している場合、必ずその旨を事前に医師に伝えて下さい。併用は慎重に行う必要がある、または場合によっては使用できない場合があります。自己判断は絶対にしないで下さい。

妊娠中及び妊娠する可能性がある場合は必ず医師のその旨を事前に伝えて下さい。ビバリルジンの胎児への有害性は確認されていませんが、通常ビバリルジンと併用されるアスピリンは妊娠後期（出産前３ヶ月）の間に使用した場合で出血を引き起こす恐れがあります。また、新生児に対しての副作用を起こす可能性があります。

ビバリルジンの抗凝固作用のため、小さなケガによる出血でも止血が難しくなることがあります。本剤の使用中に出血が止まらなくなった場合、直ちに医師に診てもらうこと。