ニモジピン

ニモジピンはくも膜下出血の治療に使用されます。

頭痛、吐き気、血圧の低下、心拍が遅い

• 非常に一般的な副作用として、めまい、軽度、脚や足の腫れ、潮紅、頭痛などがあります。
• 立ちくらみやめまいの危険性を低減するため、座位か横になった姿勢からはゆっくりと起きあがるようにして下さい。
• 症状が改善しない場合、または悪化した場合（例えば、血圧が高いまま、もしくは増加している、胸部の痛みが継続している、または悪化しているなど）、医師に知らせてください。
• 次の重大な副作用のいずれかが発生した場合は速やかに医師に連絡してください。

        - 速いもしくは不規則な心拍
        - 失神

• この薬は定期的に使用することで、その効果が最大限に発揮されます。 飲み忘れがないように毎日同じ時間に摂取することが推奨されます。また、気分が良いと感じても途中で服用を止めず、飲み続けることが重要です。
• もし飲み忘れた場合、思いだした時にすぐ服用してください。しかし次の投与時間近くに思い出した場合は線量を飛ばし、通常の投与スケジュールを再開してください。飲み忘れたからといって次回の線量を倍にしないでください。

Q.ニモジピンはどのように作用し、血管痙攣を予防しますか？
ニモジピンは血管を弛緩させて広げ、血液が容易に流れて脳への血液供給を改善し、血管攣縮（出血による血管の反射狭窄）を予防します。

Q.ニモジピンとは何ですか？
ニモジピンは、くも膜下出血（脳周囲の出血）後の脳機能のさらなる損傷や変化を防止するために使用されます。

他の薬との飲み合わせが悪い物があるので医師と相談すること。
心臓,腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師と相談すること。
この薬は疲労やめまいを引き起こす可能性がありますので機械の操作、車の運転などをしないようにしてください。

• 心臓発作や心臓発作の既往歴を持っている人。
• 深刻な狭心症を持っている人。
• 頭部外傷に起因する出血がある人。
• ポルフィリン症を持っている人

次の症状を持つ人は慎重に投与をおこなって下さい。

• 低血圧を持つ人。
• 頭蓋内圧が高い人。
• 脳浮腫を持つ人。
• 肝硬変などの肝臓機能の低下した人。
• 腎臓病を持つ人。

ニモジピンは血圧を低下させる他の薬と相乗効果を生じる可能性があります。 併用することで血圧が下がりすぎ、めまいなどを引き起こす場合があります。
ACE阻害剤：エナラプリル
アルデスロイキン
ドプラゾシンなどのα-ブロッカー
アルプロスタジル
ロサルタンなどのアンジオテンシンII受容体アンタゴニスト
抗精神病薬
テマゼパム、ジアゼパム
バクロフェン
プロプラノロールなどのβ遮断薬
カルシウムチャネル遮断薬：ベラパミル、ニフェジピン
クロニジン
ジアゾキシド
利尿剤：フロセミド、ベンドロフルメチアジド
ドーパミンアゴニスト：ブロモクリプチン、アポモルフィン
ヒドララジン、レボドパ
MAOI抗うつ剤：フェネルジン
メチルドーパ、ミノキシジル
モキシシリト、モクソニジン、ニコランジル
硝酸塩：グリセリルトリニ
チザニジン

次の薬はとニモジピンの併用で肝臓での代謝を高め、薬の効果が弱まる可能性があります。
フェノバルビタール
フェニトイン
プリミドン
リファンピシン
薬草療法セントジョーンズワート

次のお薬はニモジピンの副作用の危険性を高める可能性があります。
シメチジン
クラリスロマイシン
エリスロマイシン
フルオキセチン
イトラコナゾール
ケトコナゾール、ネファゾドン
HIVプロテアーゼ阻害剤：リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル
テリスロマイシン、バルプロ酸