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ストレスを感じる女性は老化が早まる

うつ病の家族歴を持っているストレスを感じている女性はそうでない女性よりも老化が早いという研究がMolecular Psychiatryにて報告されました。多くの研究にてストレスとうつは体の変化と関係していると示唆されてきました。特にうつ病のリスクとテロメアの長さによる老化の早まりが指摘されてきました。 テロメアとは老化から体を守る染色体が終わるときの構造体です。老化とともにテロメアは短くなりますが酸化やDNA損傷などでも長さが短くなります。 Ian Gotlib氏主導のカリフォルニアのスタンフォード大学の研究チームによるとストレス、うつ、テロメアの長さ減少の何が最初に発生するのか長い間不明でした。10-14歳の女性97人を調査しました。彼女らはうつ病は持っていませんがうつ病患者が家族におり、うつ病の高いリスクにあると考えられています。 テロメアの減少はうつ病のリスク要素なのか、既存の症状かを決定する上でこの調査は必要不可欠でした。 Ian Gotlib氏は被験者の少女達のDNAサンプルを分析しテロメアの長さを調査しました。 うつ病の家族歴のない少女達とのテロメアの長さが比較されました。 全ての被験者はストレステストを行い、過去に経験したストレスについて質問を受けました。 テストの前後でストレスに反応して生成されるホルモンを測りました。 うつ病リスクの高い12歳の少女達はそうでない少女達に比べテロメアが短いことを発見しました。 成人の生物学的老化6年に相当するものでした。 調査前には2つの被験者グループではテロメアの長さにそれほど差がないと考えられていました。 さらに研究チームはテロメアの短い少女はストレスに対して高いコルチゾール反応があることも発見しました。 研究チームの結論としてうつ病リスクの高い少女はテロメアが短い傾向にあり、ストレスによって生じることを発表しました。 この発見はテロメアの長さは健康度を知る上で重要なものとなることであるため、短いと健康状態に不安があると考えられました。テロメアの減りに対して敏感である、うつ病リスクの高い患者を特定し、さらなる追跡調査が必要であると研究チームは述べました。さらにテロメアの長さがうつ病の発症に影響を与えているのか、もしくはさらなるテロメアの減りに拍車をかけているのかを調査することも重要であるとしています。 Gotlib氏の研究チームはうつ病リスクの高い少女達はストレスに対する手法を教えることは彼女達にとって有益なものになるだろうと考えました。Attention bias trainingのように人生の良い部分に対してより多くの時間を費やすようにすることなどが推奨されています。 研究チームによると成人ではこれらの手法はテロメアの短縮に対して効果があると報告しており、うつ病リスクの高い少女に対して使用するべきたとしています。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/284664.php