シロドシン (ユリーフ ジェネリック)

シロドシン カプセルは、良性前立腺肥大の治療に使用されます。

シロドシン カプセルはアルファ遮断薬です。膀胱の出口と前立腺周囲の筋肉を弛緩させることで尿がより簡単に通過するように作用します。

めまい、射精障害

• シロドシン カプセルは、肥大した前立腺の症状を緩和するのに役立ちますが、前立腺の大きさは減少しません。
• シロドシン カプセルは食事と一緒に服用下さい。
• 治療開始から数時間または数日以内に気分が良くなります。通常2週間で効果が最大限に現れます。
• シロドシン カプセルは、特に起立時に、めまい、気分障害、頭痛、衰弱を感じることがあります（起立性低血圧症）。 車の運転や、機械の操作など注意を必要とする活動をしなければならない場合は、ご注意下さい。
• 白内障や緑内障による眼科手術を受けている場合は、シロドシン カプセルを使用することについて眼科医に知らせてください。
• これまでに腎臓や肝臓の問題があると診断された場合は、医師に知らせてください。

Q.薬の服用とは別に、前立腺の症状を管理するために何をすべきですか？
シンプルなライフスタイルの変化で、前立腺の症状をよりよく治療することができます。尿意を感じたらがまんせず、すぐに排尿を試みて下さい。
就寝前や外出時などの数時間前には、特にアルコール、カフェインなどを飲まないようにしてください。また、風邪薬や咳止めなどの市販薬を含む泌尿器の症状を悪化させる可能性のある医薬品の使用は避けて下さい。

Q.シロドシン カプセルにはスルファ剤が含まれていますか？
いいえ、シドロシンはスルファ剤を含みません。

Q.シロドシン カプセルとは何ですか？
シロドシン カプセルは、非癌性の前立腺の拡大であり、排尿の躊躇、不完全な排出、流出が弱い、急な尿意や頻尿の増加、および夜間の排尿の増加などの排尿の症状を引き起こす良性の前立腺肥大の治療に使用されます。

Q.シロドシン カプセルはどのように作用しますか？
ヒト前立腺、膀胱および尿道の筋肉に位置するα-1受容体をブロックし、弛緩させます。前立腺および膀胱の筋肉を弛緩させることによって良性の前立腺肥大に関連する症状を緩和し、BPHの症状である尿流を改善します。

Q.シロドシン カプセルはタムスロシンより優れていますか？
シロドシン カプセルとタムスロシンは同種の薬剤に属し、良性前立腺肥大の症状を緩和するのにも同様に優れています。しかし、タムスロシンは一般的にに起立性低血圧を引き起こし、また、シドロドシンはより一般的に逆行性射精を引き起こします。腎疾患患者においては用量を減少させる必要があるかもしれません。

シロドシン （ユリーフ ジェネリック）は、尿の排出を助けスムーズにするお薬です。前立腺や尿道に選択的に効き目を表すα1A遮断薬で、通常、前立腺肥大症の症状である尿道閉塞に生じる排尿障害の改善などに用いられます。なお、このお薬は対症療法薬であって根本原因を治療するものではありません。

＜前立腺肥大症とは？＞
前立腺は膀胱の下にあり、尿道を囲むようにしてあります。前立腺からの分泌液である前立腺液は精液中の精子を保護して元気にする役目をになっています。しかしながら、年齢とともに生殖活動が不要になると、前立腺は萎縮、または肥大するかのどちらかとなります。主な症状としては、肥大した前立腺により尿道が閉塞することで生じる排尿困難や膀胱の萎縮力の低下や腎機能障害などが現われます。現代の日本人男性の８割が80歳までに前立腺肥大症になるとされています。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用量】
シロドシンカプセルの推奨用量は、1日1カプセル（8mg）です。
特別な患者集団においては、1日1カプセル（4mg）が推奨される場合があります。

高齢者：
用量調節は必要ありません。

腎障害：
軽度の腎障害（クレアチニンクリアランス50～80ml/分）の場合、用量調節は必要ありません。
中等度の腎障害（クレアチニンクリアランス30～49ml/分）がある場合は、初回投与量として1日1回4mgを服用することが推奨されています。
この用量は患者の治療への反応性に応じて、1週間後に1日1回8mgの服用へ増量されることがあります。
重度の腎障害（クレアチニンクリアランス30ml/分未満）の場合、シロドシンカプセルの使用は推奨されません。

肝障害：
軽度～中等度の肝障害がある場合、用量調節は必要ありません。
重度の肝障害患者にシロドシンカプセルを使用したデータが存在しないため、この場合使用は推奨されません。

小児患者：
シロドシンカプセルの使用は適用されません。

【用法】
シロドシンカプセルはできるだけ毎日同じ時間に、食事と一緒に服用して下さい。
カプセルは噛んだりせずに、グラス1杯の水と一緒にそのまま服用して下さい。

シロドシンや本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある場合の使用は禁忌です。

下記の場合の使用は、慎重におこなう必要があります。
●起立性低血圧
●肝機能障害、腎機能障害
●ホスホジエステラーゼ5阻害作用のあるお薬を服用している場合

シロドシン の副作用として射精障害が起こることが分かっているので、使用を開始する際はそのことを十分に理解・承諾した上で使用してください。また、起立性低血圧がある場合、急激な血圧の変化に十分に気をつけてください。めまいなどを引き起こす可能性があるため、車の運転や高所での作業、機械の操作などを行う場合は十分な注意が必要です。血圧を下げる副作用がある場合があるので、降圧剤を服用している場合には十分な注意が必要です。

【併用注意】
降圧剤、アゾール系抗真菌剤
（ ・イトラコナゾール等 ）
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤
（ ・シルデナフィルクエン酸塩 ・バルデナフィル塩酸塩水和物等 ）

高齢者の場合一般に生理機能が低下していますので、低用量の服用から始めるなどし特に慎重に行う必要があります。

遮光、室温保存