クロザピン (クロザリル ジェネリック)

クロザピン (クロザリル ジェネリック)は統合失調症および躁病の治療に使用されます。

クロザピン (クロザリル ジェネリック)は非定型抗精神病薬です。思考に影響を及ぼす脳内の特定の化学的メッセンジャーの作用を調節することによって作用します。

眠気、めまい、心拍数の増加、便秘、唾液産生の増加

• 腎臓、肝臓または心臓病、前立腺の問題、排尿困難、糖尿病または血糖値の上昇、慢性便秘、緑内障、血栓または血餅の病歴、てんかん、ガラクトース不耐性または高血圧の既往がある場合、
• ラップラクターゼ欠乏症、大腸疾患、心臓病（QT間隔の問題）、脳卒中の危険因子（高血圧や脳血管の問題）がある場合、または過去に腹部手術を受けている場合は、薬を服用する前に医師に知らせて下さい。
• 車の運転や機械の操作は行わないでください。また、クロザピン (クロザリル ジェネリック)を服用した後、座位か横になった姿勢から起きあがる際にめまいを感じることがありますので、ご注意下さい。
• 定期的に白血球数、全血球数、心拍数（ECG）、肝機能、脂質機能を監視するため、適切な検査を行い確認してください。
• 副作用を悪化させる可能性がありますので、薬の服用中は喫煙、カフェイン飲料などの定期的な摂取やアルコールの摂取は控えて下さい。
• 妊娠中、または妊娠を計画中であるか、授乳中である場合は医師にご相談ください。

Q.クロザピン (クロザリル ジェネリック)は安全ですか？
はい。 クロザピン (クロザリル ジェネリック)は推奨された場合に使用する限り比較的安全です。副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

Q.クロザピン (クロザリル ジェネリック)は麻薬性、中毒性はありますか、また規制薬物ですか？
クロザピン (クロザリル ジェネリック)は麻薬性、中毒性はなく、規制薬物でもありません。

Q.クロザピン (クロザリル ジェネリック)はベンゾジアゼピンですか？
いいえ、クロザピン (クロザリル ジェネリック)はベンゾジアゼピンではありません。抗精神病薬です。

Q.イブプロフェンとクロザピン (クロザリル ジェネリック)を併用できますか？
はい。 医師の指示があれば、クロザピン (クロザリル ジェネリック)とイブプロフェンを併用できます。

Q.クロザピン (クロザリル ジェネリック)は勃起不全、遅発性ジスキネジー、体重の増加、眠気または精子数の減少を引き起こしますか？
クロザピン (クロザリル ジェネリック)は、勃起不全、精子数の減少、眠気、体重増加または遅発性ジスキネジーを引き起こす可能性があります。そのような症状が現れた場合は、医師に相談してください。

Q.クロザピン (クロザリル ジェネリック)は不安症の治療に効果はありますか？
クロザピン (クロザリル ジェネリック)は、統合失調症に罹患している患者の不安および他の症状を減少させます。

〔錠剤〕：1錠中クロザピン25mg、50mg、100mg配合

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用量および用法】
総合失調症：
クロザピン錠は通常、初回投与量として初日は1回12.5mg（25mg錠半分）を1日1～2回を、2日目は1回25mgを1日1～2回服用します。
錠剤は水と一緒に服用して下さい。
上記用量の忍容性が良好であれば、医師により2～3週間にわたって用量が25～50mgずつ、1日最大300mgの用量に達するまで徐々に増量されます。
その後、1日の用量は必要に応じて50～100mgずつ3～4日毎、できれば1週間毎に増量します。
1日の有効量は通常200～450mgです。この用量は1日複数回に分割して服用します。
人によってはこれよりも高い用量が必要となることがあります。
1日最大900mgまで服用する事ができます。
1日の用量が450mgを超えると、副作用（特に発作）の発症率が高まることがあります。
必ず、最小有効量を服用して下さい。
一般的に、朝と夕方に分けて服用します。
用量の詳しい分割方法は医師にご確認ください。
1日の用量が200mgの見である場合、1日1回夕方にまとめて服用することもできます。
クロザピン錠をしばらく服用して継続した効果が見られた場合、医師により用量が減量されることがあります。
クロザピン錠は、少なくとも6か月間継続服用する必要があります。

パーキンソン病に伴う重度の思考障害の治療：
クロザピン錠は通常、初回投与量として1回12.5mg（25mg錠半分）を夕方に服用します。
錠剤は水と一緒に服用して下さい。
用量はその後医師により、3～4日以上の間隔を空けながら12.5mgずつ、2週目の終わりまでに最大用量の50mgまで増量されます。
卒倒やふらつき、混乱の症状がある場合は、用量の増量は中止するもしくは延期する必要があります。
上記症状を避けるため、服用開始後の1週目には血圧測定が行われます。
1日の有効量は通常25～37.5mgです。この用量は1日1回夕方に服用します。
1日50mgを超える用量は、例外的な症例でのみ使用されます。
1日の最大用量は100mgです。必ず、最小有効量を服用して下さい。

【過量服用した場合】
多量の錠剤を服用した場合は、直ちに医師に連絡して下さい。
過量服用すると、以下のような症状が起こることがあります：
眠気、倦怠感、活力低下、意識喪失、昏睡、混乱、幻覚、興奮、思考散乱、手足のこわばり、手の震え、けいれん（発作）、唾液産生の増加、瞳孔拡大、視界のぼやけ、低血圧、虚脱、頻拍や心拍異常、呼吸困難や浅表性呼吸

【服用を忘れた場合】
服用し忘れた場合は、思い出し次第直ぐに服用て下さい。
思い出した時間が次の予定時間に近い場合は1回分を飛ばし、次の用量から通常通り服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。
クロザピン錠を48時間以上服用しなかった場合は、直ちに医師に連絡して下さい。

【服用を中止する場合】
離脱症状を起こす恐れがあるため、医師への相談無しに服用を中止しないで下さい。
離脱症状には、発汗や頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などがあります。
上記症状のいずれかを発症した場合は、直ちに医師に連絡して下さい。
元々の症状が戻ることがあります。
服用の中止が必要である場合、用量は12.5mgずつ、1～2週間かけて徐々に減量することが推奨されています。
減量方法は医師に確認して下さい。
医師がクロザピン錠の服用再開を指示し、最後に服用した日が3日以上前である場合、再び初回投与量である12.5mgから服用を始めます。

• 体を動かしたり横になることで血圧の低下を引き起こすことがあります。めまいを起こした場合には注意してください。
• パーキンソン病を持つ患者は定期的に血液検査をおこなって下さい。
• 薬が眠気を引き起こす場合がありますので服用後に車の運転などはしないでください。
• タバコの煙の成分はクロザピンの代謝を早めることがありますので使用中には喫煙を避けてください。
• カフェインの摂取がクロザピンの効果に影響を与えますので注意してください。

下記の症状を持っている場合には薬の使用は禁忌です。

• 16歳未満の患者
• 定期的な血液検査を受けることができない人
• 血液中の白血球の数が少ない人
• クロザピンまたは他の薬に起因する白血球数減少の既往歴をもつ人
• 白血球数を減少させる薬を服用中の人
• 骨髄障害を持つ人
• てんかんを持っている人
• 肝臓病や肝臓への障害を持つ人
• 重度の腎疾患を持つ人
• 麻痺性イレウス
• 重度の心臓障害
• 心筋炎や心筋症の既往歴を持っている人

下記の症状を持っている場合には慎重に投与してください。

• 高齢者
• 骨髄疾患の病歴
• 心臓病の既往歴のある人
• QT延長症候群の既往歴
• 認知症高齢者（抗精神病薬は認知症患者への脳卒中や死亡のリスクを増加させるとされています。）
• 脳卒中を起こす危険が高い人（喫煙習慣、糖尿病、高血圧や不整脈の既往歴）
• 深部静脈血栓症、肺塞栓症、静脈血栓塞栓症などの血栓を家族が起こしたことがある人
• てんかんの既往歴
• 閉塞隅角緑内障
• 下腹部の手術を受けた人々
• 前立腺肥大症を持つ男性

クロザピンと次の薬を組み合わせて使用すると白血球低下の危険性があります。

アザプロパゾン
カルバマゼピン
癌化学療法のための薬
クロラムフェニコール
コトリモキサゾール
ペニシラミン
フェニルブタゾン
スルホンアミド

次の薬と併用することで眠気が起こる可能性があります。
バルビツール酸塩：アモバルビタール、フェノバルビタール
ジアゼパム、テマゼパム
MAOI抗うつ剤：フェネルジン
鎮静抗ヒスタミン薬：クロル、ヒドロキシジン
睡眠薬：ゾピクロン
オピオイド鎮痛剤：モルヒネ、コデイン
三環系抗うつ薬：アミトリプチリン

クロザピンは抗コリン作用を持っている他の薬と組み合わせて使用される場合には口渇、便秘、熱中症などの副作用の増加があります。
プロシクリジンなどのパーキンソン病治療薬
抗ヒスタミン薬：ブロムフェニラミン、クロル
他の抗精神病薬
プロメタジン、シクリジン
鎮痙薬：ヒヨスチン、アトロピン
オキシブチニン、フラボキサート、トルテロジン、プロピベリン、トロスピウム
MAOI抗うつ剤：フェネルジン
筋弛緩薬：バクロフェン
三環系抗うつ薬：アミトリプチリン

クロザピンは次の薬の血中濃度を高めるため併用する場合には医師との相談が必要となります。
ジゴキシン
ワルファリン

次の薬とクロザピンを併用することでQT延長症候群を発症する可能性があります。
抗不整脈薬：アミオダロン、プロカインアミド、ジソピラミド、ソタロール
抗ヒスタミン薬・：アステミゾール、テルフェナジンまたはミゾラスチン
三酸化ヒ素
アトモキセチン
抗うつ薬：アミトリプチリン、イミプラミン、マプロチリン
抗マラリア薬：ハロファントリン、クロロキン、キニーネ、メフロキン
抗精神病薬：チオリダジン、ハロペリドール、セルチンドール、ピモジド
シサプリド、ドロネダロン、ドロペリドール
メタドン、モキシフロキサシン、サキナビル

次の薬は体内でクロザピンの代謝を阻害するため副作用の可能性が高くなります。
シメチジン
シプロフロキサシン
エリスロマイシン
リトナビル、アンプレナビル
SSRI抗うつ薬：シタロプラム、フルオキセチン、フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン、ベンラファキシン

次の薬はクロザピンの代謝を早めるため薬の効果が弱まる可能性があります。
オメプラゾール
フェノバルビタール
フェニトイン
リファンピシン