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カモミールの健康効果:うつ病に対抗し、消化を改善する等

カモミールは、下痢を解消し、吐き気や胸やけを和らげることができる有機成分として広く知られる古代の漢方薬です。
ローマ人は、病気と闘い寿命を延ばすため、このハーブを使いました。
この習慣は世代にもわたって受け継がれ、世界の人々に受け入れられてきました。

カモミールは、サプリメントとして飲んだり、お湯に乾燥したカモミールの鼻を浸し、お茶として飲むことで、豊富な抗酸化物質を摂取することができます。
カモミールはエッセンシャルオイルや蒸気の形で肌のメンテナンスに使用することもできます。
カモミールの使用量は過去に標準化されたことが無く、研究者らによって1日220mg~1600mgのカプセルが使用されたことがありますが、副作用は見られませんでした。

カモミールティーは、1日1~4杯まで飲むことができます。
ただし、血液希釈剤や鎮痛剤など他の薬を服用している場合は、最初に医師に相談した方が安全です。
カモミールを食事や健康法の一部といて取り入れるべき7つの重要な理由を、以下にお伝えします。


- 痛みの緩和
2018年に神経科学ジャーナルにて発表されたイランにあるシラーズ医学大学による研究では、伝統的なカモミールオイルが片頭痛を緩和する可能性を探りました。
この研究には100人の被験者が参加し、内72人が最後まで完了しました。
結果、カモミールオレオゲルの使用後30分で、痛みや吐き気が減少したことが示されました。

メキシコでは、カモミールティーは女性の腹部の筋肉を弛緩させるために使用されています。


- 肌の保護
研究によると、カモミールオイルやローションはヒドロコルチゾンと同様に湿疹の治療効果があるといいます。
また、肌の炎症を緩和し傷の治りを早める効果もあります。
カモミールローションにより、シミや小じわ、発疹、水疱瘡の後、フケも改善することができます。
こうした効果のほとんどが、カモミールの抗炎症作用によるものです。


- 抗がん作用
カモミールに含まれる特定の抗酸化物質アピゲニンは、前立腺がんや卵巣がんなど様々ながんの減少に役立つ生物活性を有しています。
フェデレーション・オブ・アメリカンソサエティズの実験生物学にて掲載された研究では、
カモミールエキスは前立腺がんを引き起こす特定のがん細胞の成長を減らすことがわかりました。


- 歯に良い
口腔がん治療を受けた後、口をカモミールでゆすぐと、痛みの治癒を促進します。
また口腔内の傷の回復や歯痛の緩和を助ける作用もあります。抗菌作用により、口内の細菌の繁殖に対抗します。
口腔科学ジャーナルに掲載された研究によると、歯肉炎がある人がカモミールエキスを1%配合した水でうがいをすると、出血が軽減したといいます。


- 心血管の健康効果
カモミールに含まれるフラボノイドは心血管疾患リスクを下げることが知られる抗酸化物質であり、これは高齢の男性にとって特に有益です。
65歳~84歳の男性805人を対象としたある研究では、被験者はフラボノイドが豊富に含まれた異なる種類の食品を与えられました。
結果、被験者の死亡率はフラボノイドの摂取量に正比例していました。


- 腸の健康効果
下痢、嘔吐、吐き気などの胃腸障害は、カモミールティーを飲むことで治療することができます。
これはまた、子供の疝痛にも効果的です。
カモミールティーを飲むことで、便秘や腹痛、リーキーガットも解消することができます。


- うつ病や不安
カモミールのその他形態として蒸気形態があり、これはカモミール油を加熱することによって作られます。
これは、自宅でできるうつ病や不安の自然療法として考えられています。
香り付きのキャンドルや入浴製品にカモミールが含まれているのには、こうした理由があります。
蒸気携帯のカモミールは、嗅覚器官を通して、身体のストレス反応をオフにすることで、ゆっくりと効く鎮静剤のような作用を発揮します。

出典:2019年6月12日更新 Medical Daily 『7 Chamomile Health Benefits: Fights Depression, Improves Digestion And More』(2019年6月13日に利用)
https://www.medicaldaily.com/7-chamomile-health-benefits-fights-depression-improves-digestion-436577