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エンタカポン (コムタン ジェネリック)

エンタカポンはカテコール-O-メチル基転移酵素阻害薬に分類され、パーキンソン病治療薬であるレボドパの作用時間を長くする効果があります。 レボドパ製剤の長期服用により効き目が落ち、wearing-off現象と呼ばれる症状が出ることがありますが、このお薬により改善効果があると考えられています。

同義語

コムタン ジェネリック, Generic Comtan

有効成分

エンタカポン, Entacapone

その他のブランド名

エンタコム, Entacom, アダカポン, Adacapone その他

包装

10

製造元

Torrent, Sun Pharma, Intas Pharma, その他ジェネリック各社

形状

含有量

200mg

製造国

インド

SKU

555

【エンタカポン】食事の有無に関わらず服用できますが、いつも一定の時間に服用されることをお勧めします。

【エンタカポン】アルコールと一緒に摂取した場合、眠気や鎮静作用が増すことがあります。アルコールと一緒には服用しないで下さい。

【エンタカポン】妊娠中に使用するのは、危険である可能性があります。動物実験では、胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。医師へご相談下さい。

【エンタカポン】母乳育児中の使用は危険である可能性があります。医師へご相談下さい。

【エンタカポン】車の運転や機械の操作を行う際には注意が必要です。

【エンタカポン】本薬は、腎疾患に対して相互作用はありませんので、線量変更なども必要ありません。

【エンタカポン】不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

シルデナフィル

エンタカポン

使用方法
エンタカポンはパーキンソン病の治療に使用されます。
効能・効果
エンタカポンは、脳内の動きを制御するために必要な化学的メッセンジャーであるドーパミンの量を増やすことによって作用します。
一般的な副作用
吐き気、嘔吐、疲労、混乱、狭心症、便秘、不眠症(睡眠障害)、悪夢を見る、幻覚、発汗の増加、転倒、随意運動の異常、尿の変色
専門家のアドバイス
  • エンタカポンによって引き起こされる可能性のある致命的な症候群、神経弛緩性悪性症候群(発熱、硬い筋肉、混乱、異常思考、発汗、および心拍の乱れ)を発症した場合、 直ちに医師の診察を受けてください。
  • めまいや眠気の原因となることがあるため、服用後は車の運転や機械の操作を行わないで下さい。
  • 副作用を悪化させる可能性がありますので、アルコールは摂取しないで下さい。
  • エンタカポンの副作用(めまい、軽度の頭痛、失神)を悪化させるような炎天下での運動などは避けてください。これらの副作用を防ぐため、特に朝は、ゆっくり立ち上がったり動いたりするように心がけて下さい。
  • エンタカポンは下痢を引き起こす可能性があるため、水分補給をまめに行って下さい。通常、下痢は治療開始後、4〜12週間以内に起こります。重度や持続的、または水の様な下痢がある場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
  • 妊娠、もしくは、母乳育児を行う予定である場合は、医師にご相談ください。
よくある質問
Q.エンタカポンはドーパミンアゴニストですか?
いいえ、エンタカポンはドーパミンアゴニストではありません。

Q.エンタカポンは規制薬物ですか?
はい、エンタカポンは規制薬物ですので、店頭購入ができない場合があります。

Q.エンタカポンは血液脳関門(bbb)を通過しますか?
いいえ、エンタカポンは血液脳関門を通過しません。

Q.エンタカポンは血圧を下げますか?
いいえ、エンタカポンは血圧を下げません。


基本情報
エンタカポンは1998年のフランスで発売されて以来世界中で使用されています。
アメリカではエンタカポンはコムタン(COMTAN)というブランド名で知られておりレボドパとカルビドパと組み合わせて使用されます。薬は脳内の嘔吐中枢にあるムスカリン受容体とヒスタミンをブロックすることで吐き気、めまい、嘔吐を防止します。エンタカポンは末梢COMT阻害薬と呼ばれるタイプに分類され、パーキンソン病の薬であるレボドパの作用時間を長くする効果があります。レボドパ製剤の長期服用により効き目が落ちwearing-off現象と呼ばれる病状が出ることがありますが、このお薬で改善効果が考えられています。薬理はレボドパの血中濃度を増加し、それにより効果時間を長くするようにします。
 
パーキンソン病は、神経変性疾患のひとつで未だその全容については解明されておらず、また治療法も確立されていません。中高年以上になってから発症する例が多く、特に高年の方が発症率が上がります。
脳内ドーパミンやアセチルコリンの量が異常となり、次第に症状が進行していうく病気です。と言っても中高年しかかからないとく訳ではなく、10代~20代の若者がかかる若年性パーキンソン病もありえます。
 
発症するとあらわれる代表的な症状は手のふるえ、手足の曲げ伸ばしが困難になる、動作が緩慢になるなどの運動症状です。また、運動機能のほかにも種々の精神症状も合わせて出て行きます。非運動症状としては排尿障害、便秘、垂涎、発刊過多、あぶら汗、うつ症状、無関心、無感動、感情の麻痺、不安、などやその他があらわれます。ある研究では、パーキンソン病の患者の40%のケースで認知症が合併していたという研究があります。
 
パーキンソン病の根本的な治療法は未だ確立されていないため、治療の柱は、症状の進行を遅らせることとなっています。
これまでは、運動症状、精神症状、自律神経症状あどに対しての対処療法がほとんどでしたが、徐々に症状の進行を遅らせるための治療を模索する動きが出てきています。
組成
〔錠剤〕:1錠中エンタカポン200mg配合

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

  • エンタカポン錠は、レボドパを含む薬(レボドパ・カルビドパ配合薬もしくはレボドパ・ベンセラジド配合薬)と併せて使用されます。
  • エンタカポン錠は、各レボドパの用量を併せて200mg錠1個を服用することが推奨されています。
  • 最大推奨用量は、1日10錠(2,000mg)です。
  • 腎障害のため透析を受けている場合は、服用間隔の延長が必要になることがあります。
【小児および青年への使用】
エンタカポン錠を18未満の子供に使用した症例は限られています。
その為、エンタカポン錠を小児および青年に使用することは推奨されていません。

【服用を忘れた場合】
レボドパと一緒にエンタカポン錠を服用し忘れた場合は、次の服用予定時間から、通常通りレボドパ薬と併せての服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用しないで下さい。

【服用を中止する場合】
医師の指示が無い限りは、服用を中止しないで下さい。
服用を中止する場合は、医師によりその他のパーキンソン病治療薬の用量が再度調節される必要があることがあります。
エンタカポン錠やその他パーキンソン病治療薬の使用を突然中止すると、思わぬ副作用が出る可能性があります。

警告
  • 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
  • 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
  • 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
  • 服用後にめまい、傾眠等が起こることがあり、自動車の運転やその他危険を伴う作業を行う場合には注意させる。
  • 悪性症候群、横紋筋融解症の既往歴があるひとは使用を避けてください。
  • 薬の成分が胃を刺激することもありますので食後に服用してください。
禁忌
以下の症状に該当する方の投与は禁忌です。

  • 肝機能低下
  • 横紋筋融解症などの筋肉障害の既往歴
  • 副腎(褐色細胞腫)の腫瘍がある人
慎重投与
人工透析を行っている人は慎重に投与してください。

相互作用
エンタカポンは次の薬の効果を強める可能性がありますのでと併用する場合には注意が必要です。
アドレナリン
アポモルヒネ
ドブタミン
ドーパミン
イソプレナリン
メチルドーパ
ノルアドレナリン

次の薬との併用は注意が必要とされます。
三環系抗うつ薬:デシプラミン、イミプラミン
パロキセチン
マプロチリン
モクロベミド
ベンラファキシン

高血圧治療薬と併用する場合には低血圧が起こりめまいを感じることがあります。もしめまいを感じた場合には医師へ相談して投与量の調節をおこなって下さい。
鉄分のサプリメントは腸へのエンタカポンの吸収を阻害することがあり鉄分のサプリメントを服用している場合は2〜3時間ほど間隔を空けてからエンタカポンを服用してください。
エンタカポンはワルファリンの効果を高める場合があるので併用する場合には定期的に血液検査をおこなって下さい。
エンタカポンは抗うつ薬フェネルジンおよびトラニルシプロミンや抗生物質リネゾリドなどと併用しないでください。
エンタカポンはパーキンソン病治療薬ラサギリンの血中レベルを低下させて効果に影響を与える可能性があります。

妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中及び授乳中の患者

小児等への投与
18歳未満への安全性は確立されていませんので使用は推奨されません。

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