アルファガン P 点眼薬 (ブリモニジン酒石酸塩)

ブリモニジン酒石酸塩 点眼薬は緑内障の治療に使用されます。

ブリモニジン酒石酸塩 点眼薬は、眼房水（眼球前部を満たす透明な水分液）の生成を減少させることで、眼圧を低下させます。

頭痛、目の異物感、かすみ目、口の渇き、眼部の刺痛や灼熱感、結膜充血、疲労、眠気、目のかゆみ、目のアレルギー反応

• ブリモニジン溶液またはブリモニジン溶液内の他の成分にアレルギー（過敏症）がある場合は、酒石酸ブリモニジンを使用しないでください。
• ご使用後は頭を倒し、瞬きをせずに2〜3分間目を閉じてください。
• 約1分間目頭の辺りを指を軽く押し、液体が涙管に流れないようにしてください。
• 点眼ボトルの先端に触れたり、眼球に直接触れさせないでください。
• 汚染されたボトルが目に感染し、重大な視力の問題につながる恐れがあります。
• 点眼の15分前にはコンタクトレンズを取り外し、点眼後は最低15分待ってから再度装着してください。
• 酒石酸ブリモニジン使用後に医師に処方された他の点眼薬を使用される際は、少なくとも5分間隔をあけてください。
• 液体の色が変わったり異物が入った場合は、その点眼液は使用せず、新しいものをご用意ください。

Q.酒石酸ブリモニジンはアルファガンと同じものですか？
はい、アルファガンは酒石酸ブリモニジンの商品名です。

Q.酒石酸ブリモニジンはベータ遮断薬/ステロイドですか？
酒石酸ブリモニジンは、交感神経刺激薬であり、ベータ遮断薬/ステロイドではありません。

Q.酒石酸ブリモニジンは疲労を引き起こしますか？
はい、疲労感は酒石酸ブリモニジンの非常に一般的な副作用です。 このような副作用がでた際は、必ず医師へご相談ください。

Q.酒石酸ブリモニジンはなぜ縮瞳を引き起こすのですか？
酒石酸ブリモニジンが縮瞳を引き起こすことは極めて稀です。他のα2作動薬の過剰投与が原因である可能性があります。
このような副作用がでた際は、必ず医師へご相談ください。

Q.酒石酸ブリモニジンはどのようにして眼内圧（iop）を下げるのですか？
酒石酸ブリモニジンは、眼の中の液体量を減らすことによって眼内圧を低下させます。

副作用の低い緑内障、高眼圧症の治療薬です。

アルファガン点眼は、アルファ·アゴニストと呼ばれる薬の一種である有効成分ブリモニジンが含まれています。眼内のα受容体を刺激することによって作用します。 緑内障は眼圧が上昇することにより視神経が圧迫され、視野がかけてしまう病状です。緑内障の治療は難しいですが、早期治療により症状を食い止め、失明にいたる可能性を減少させていきます。

緑内障は40歳以上の30人1人がかかるとされる眼の疾患で、網膜神経節細胞が死滅していき視神経変形や視野異常（視野欠損）を招く進行性の眼の病気です。70代以上の高齢者になると罹患率は10％を越えるとされています。

以前は眼圧が高いことが緑内障の原因だと考えられていましたが、眼圧が正常範囲でも緑内障にかかるケースも多いことが分かり近年では視神経乳頭の脆弱性が緑内障の原因として考えられています。しかしながら実は緑内障の原因はまだはっきりとは解明されていません。何らかの原因によって視神経経乳頭の中のの篩状板が変形し、その中を通っている視神経線維が物理的に圧迫されることによって逆行性軸索輸送による神経栄養因子の輸送が阻害されて神経節細胞が死滅していくのです。視神経線維の脱落すると部分に該当する網膜の感度が低下することで視野欠損が起こります。病状が進行するにしたがって視神経乳頭の変形と視野異常が酷くなっていきます。しかしながら、眼圧を低くすることで進行を遅らせることができるとされているのが緑内障です。

ほかの点眼薬を利用している場合は10分以上間隔をあけてから利用すること

重篤な循環器疾患のある人、肝臓または腎臓に機能障害のある人、うつ病、脳・冠状動脈機能不全、レイノー症候群、起立性低血圧、閉塞性血栓血管炎の人

成分ブリモニジンは、眼に点眼後に少量が血流に吸収される可能性があります。
経口薬、皮膚パッチ、注射などのほかの薬と相互作用する可能性があります。

下記のお薬と併用している場合には注意してください。
モノアミン酸化酵素阻害薬（MAOI）、フェネルジン、トラニルシプロミン、アミトリプチリン、イミプラミン、ミアンセリン