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アリピプラゾール: トゥレット障害を持つ子供に対し、チックの重症度を低下

小児および青年におけるトゥレット障害(TD​​)の治療のためにアリピプラゾールの有効性を評価する臨床試験のメタアナリシスでは、アリピプラゾールはプラセボ群と比較して、総チックとチックの重症度で、全体的に大きな改善があることを示しました。

メアリー・アンリーバート社という出版社の査読ジャーナル『児童思春期精神薬理学ジャーナル』に発表された研究によると、薬は眠気、吐き気、および最も一般的な副作用である頭痛などがなく安全であるとのことです。

記事は2016年8月20日まで『the Journal of Child and Adolescent Psychopharmacology』のウェブサイト上で無料で閲覧できます。

その記事、「トゥレット障害を持つ小児および青年におけるアリピプラゾールの有効性と忍容性:メタ分析」においては、平均年齢11.6歳の302人の患者を含む10件の研究評価について説明しています。

中国、江南大学(無錫)のリュウユーイン博士とワンチュンホン博士、蘇州大学附属小児病院(蘇州)のホン二―博士、リリーリー博士、南京医科大学(無錫)のザオフオチェン博士、そして、中国科学院(蘇州)のジェンウェン博士が共著者として、小児集団でトゥレット障害を治療するための非定型抗精神病薬アリピプラゾールの治療の可能性に関する結果を報告しています。


 「トゥレット障害児の治療には多くの臨床医にとって課題が残っており今もなお挑戦中です。この研究は、こういった患者へのアリピプラゾールの有効性を強調しています。」と、『児童思春期精神薬理学』誌の編集長、そして、ニューヨークにある児童心理研究所のハロルドS.コプレヴィクズ博士は、述べています。

(出典)http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-07/mali-ars072016.php