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アジスロマイシン:ウイルスとの闘いにおいて抗生物質が有望である理由

Medical News Todayは最近、ACTION試験の共同主任研究者であるキャサリン・オルデンバーグ博士に対する独占インタビューを実施しました。

ACTION試験は、「全米で、COVID-19の入院を予防する目的で、単会投与のアジスロマイシンとプラセボ薬の有効性を比較した」ものであり、被験者は全く症状が無い、もしくは軽度から中等度の症状がある状態でした。

インタビューで、オルデンバーグ博士は、彼女の研究チームが抗生物質であるアジスロマイシンをSARS-CoV-2の治療薬として選択した理由を説明しています。

研究者は、抗生物質にウイルスを治療する作用は無いため、ウイルス感染治療に抗生物質を選択することは直感的に誤っているように見えるかもしれないと述べています。
しかしアジスロマイシンは、免疫系に影響するという点で特別です。

「アジスロマイシンの興味深い点の1つは、その免疫調整作用が非常に強力であるため、免疫系に非直接的な作用があるということです。このことが理由で、アジスロマイシンは興味深い候補薬となりました。」

以前の研究では、この薬剤をヒドロキシクロロキンと併用すると、SARS-CoV-2に対して有効性を発揮することが示されています。
しかし、後者は安全性に関する大きな懸念を引き起こし、FDAが緊急使用許可を撤回したため、科学者らはこの抗生物質を独自に調査することを決めました。

さらに、アジスロマイシンは安全性が高く、幅広く使用されているため、外来臨床試験に含める薬剤として最適であると、オルデンバーグ博士は説明します。
インタビューには、試験への詳細な登録方法が含まれています。

出典 2020年6月29日更新 Medical News Today『Azithromycin: Why an antibiotic holds promise in the antiviral fight』 (2020年6月30日に利用)一部抜粋
https://www.medicalnewstoday.com/articles/hope-against-covid-19-drug-cuts-deaths-by-a-third-and-othe...