アシトレチン

アシトレチンは、乾癬の治療に使用されます。

アシトレチンが乾癬においてどのように作用するかについては判っていません。

唇、口、鼻の乾燥、結膜炎、皮膚剥離、視覚障害

• 毎日、食事の後、好ましくは牛乳または脂肪の多い食品と一緒に薬剤を服用することをお勧めします。
• 肝臓や腎臓の病気や高コレステロール（高脂血症）である場合は、医師にご連絡下さい。
• この療法を受けた後、治療を中止してから3年が経過するまでは、献血を行わないで下さい。妊娠中の女性は、この治療を受けている人からの献血を受けてはいけません。
• 糖尿病である場合、血糖値を頻繁にチェックする必要があります。
• この薬での治療中にアルコールを飲まないでください。副作用のリスクが高くなるため、治療を中止してから2ヶ月間は禁酒して下さい。
• 治療中は、コンタクトレンズを装着したり、強い日差しを浴びたりしないでください。
• 骨、関節または筋肉の痛みを発症した場合や、動悸が見られた場合は、すぐに医師にご相談ください。
• 妊娠可能な女性がアクチトレチン療法を受けている場合、2つの避妊方法を実践する必要があります。医師に使用する避妊薬を必ず伝えてください。薬の使用方法などは医師にご相談下さい。
• アシトレチンの投与を中止してから少なくとも3年間は、定期的に妊娠検査を受ける必要があります。

Q.ステロイド剤を使用していますか？
アシトレチンはステロイドではありません。

Q.薬は安全ですか？
医師の指示に従って推奨用量と期間で使用する限り安全です。

Q.アシトレチンとは何ですか？
アシトレチンは、レチノイドと呼ばれる薬物のクラスに属します。重度の乾癬（乾燥、鱗屑、蝋のような皮膚発疹）などの重篤な皮膚疾患の治療に使用されます。また、皮膚のケラチン沈着（魚鱗癬）、皮膚発疹（瞳孔裂）または皮膚および粘膜の小さな隆起（苔癬）を治療するためにも使用されます。

Q.効果的ですか？
医師の指示に従って推奨用量と期間で使用すると効果的です。

Q.アシトレチンと一緒にパラセタモールやイブプロフェンを服用できますか？
パラセタモールまたはイブプロフェンとアシトレチンを併用することによる有害作用は知られていません。医者の助言に従ってください。

Q.アシトレチンは体重増加を引き起こしますか、また精子には影響を及ぼしますか？
いいえ、体重増加や精子に対するアシトレチンの作用は知られていません。この治療中に副作用が観察された場合は、すぐに医師に相談してください。

Q.どのくらい速く効果があり、体内でどれくらいの時間、効果が持続しますか？
アシトレチンは、開始時に症状を悪化させるかもしれませんが、治療の過程で効果が表れます。医師の推奨に従って使用し続けてください。アシトレチンは、最後の投与から36日以内で体外へ排除されます。  

アシトレチンはビタミンＡ誘導体であり、まだ日本では未承認の成分ではありますが乾癬治療の特効薬的なものです。主に角化症治療剤で乾癬や魚鱗癬などの角化症に利用されます。注意すべきことは服用を中止した後、最低でも女性は２年間、男性は６ヶ月間の避妊が必要です。よくある副作用は口唇炎などの皮膚粘膜症状です。落屑、皮膚ひ薄化、脱毛などビタミンＡ過剰症ということになります。また肝臓の酵素が上昇することによる肝障害も出る場合もあり、内服中は、なるべくアルコールをひかえるのが好ましい。そして、チガソンを服用中止後２年間は献血ができません。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用法】
アシトレチンカプセルは食事中に、できれば牛乳と併せて服用して下さい。
カプセルは噛まずにそのまま飲み込んで下さい。
医師に相談後、スキンケア製品を含む追加の外用薬を使用することができます。

【用量】
成人は通常、初回投与量として25mgもしくは30mgを1日1回服用します。
2～4週間後、薬の作用や影響に基づいて、医師により用量が増量もしくは減量されることがあります。
1日の最大用量は75mgです。
殆どの場合、アシトレチンカプセルは最大3か月間服用します。しかし、医師によりこれよりも長期間服用を継続するよう指示されることがあります。

小児および青年への使用：
アシトレチンカプセルは、通常子供には使用されません。
子供に使用する場合は、子供の体重に基づいて医師が適切な用量を決定します。

【過量服用した場合】
過量服用すると、以下のような症状が表れることがあります。
頭痛、吐き気や嘔吐、眠気、炎症や痒み
服用を中止し、直ちに医師に連絡して下さい。

【服用を忘れた場合】
服用し忘れた場合は、思い出し次第直ぐに服用し、その後は通常の服用スケジュールに戻って下さい。
思い出した時間が次の予定時間に近い場合は、1回分を飛ばして下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。

【服用を中止する場合】
服用中止の必要有無や中止方法は、医師が判断します。
服用を止めたい場合は、必ず医師に相談して下さい。

• 本剤の成分に過敏症のある患者への投与は避けること。
• 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
• 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
• お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
• お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
• 服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
• 開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
• 高齢者へは慎重に投与してください。
• 薬を飲み事で眠気を催したりするので、車の運転など危険な作業は避けてください。
• 服用中および服用中止後最低2年以上は献血をしないでください。

下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
腎臓病、肝疾患、心臓病、糖尿病、高コレステロール血症、うつ病、視覚障害

下記のお薬を使用している場合には医師へ知らせてください。
アダパレン、エトレチナート、イソトレチノイン、タザロテン、トレチノイン、ビタミンA、アシトレチン、メトトレキサート、テトラサイクリン系抗生物質

服用中はアルコールを摂取しないでください。

先天性欠損症を引き起こす可能性がありますので使用中止後3年間は妊娠を避けてください。。

同成分が使われているお薬
Acetretin、Soriatane