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JapanRx / もはや効果のない抗生物質を淋病に処方する医師

もはや効果のない抗生物質を淋病に処方する医師

開業医は淋病を持つ人々のためにもはや効かない抗生物質を処方し、耐性のある性感染症が蔓延する可能性を上げています。

抗生物質は不適切な使用や乱用のため多くの感染症に対するその効力を失っています。容易に感染し、不妊を引き起こす性感染症である淋病がこのところ心配の種となっています。淋病を引き超すバクテリアは淋菌であり、伝統的に使用される抗生物質シプロフロキサシンへの耐性をつけました。したがって、もはや作用しなくなりました。

しかしながら、英国公衆衛生(PHE)が率​​いる研究によるBMJオープン誌に発表されたところによれば、2005年から治療のために推奨されていないけれども、多くの開業医はシプロフロキサシンを患者に与えているこということです。2007年には淋病の42%にシプロフロキサシンが処方され、2011年でさえも20%が処方されています。

 

淋病は抗生物質のかなり多くに耐性があり、同様に新たな抗生物質に非常に急速に耐性をもつようになっているとPHEの筆頭著者グウェンダヒューズは述べています。人々が間違った抗生物質を処方された場合、患者が効果的に治療されないことは明らかです。というのは、すべての患者に当てはまるというわけではないのです。その抗生物質に敏感に反応する患者もいれば、抗生物質に耐性を持つ細菌に感染する患者もおり、その細菌はより広範に拡散するのです。
ある抗生物質に耐性のある病気の株はまた同じ群の新しい抗生物質に対して耐性があるかもしれません。調査が完了して、治療ガイドラインが再び変更されました。2011年まで推奨される抗生物質だったセフィキシムは耐性のために外されました。それが嫌であるという患者もいますが、注射によって投与される同様のセフトリアキソンが使用されるようになったからです。

人々がガイダンスに従わないかもしれないというこの変更にとても関心があります。

かつてクラップとして知られた淋病の治療はとても複雑です。なぜなら患者が最新の推奨薬剤で治療されなければならないだけでなく、感染が取り除かれたことを確認するために後でテストされねばならないからです。どんなセックスの相手もそのことを知らされるべきで、患者はHIVのような他の性感染症のテストを受けることが望まれます。ヒューズによれば、開業医がこのすべてを行う責任がありますが、この責任を負わない人は性病科の専門医に患者を相談させるべきです。

はるか地平線上に淋病を治療するための新たな抗生物質があるでしょう、しかし既存の抗生物質の使用を引き延ばし、既存のそれをうまく使いこなし、抗生物質に対して高いレベルで耐性のあるものを使用すべきではないのです。

 

研究では開業医が2000年から2012年の間に淋病とクラミジアの両方を診断治療を行ったケースを参照しました。2つの病気が最も一般的な性感染症で、2012年に英国だけで、28594例の淋病と237,675例のクラミジアが診断されました。クラミジアの成功した治癒に関しあまり問題はありません。

https://www.theguardian.com/society/2015/may/28/doctors-prescribing-antibiotics-for-gonorrhea-that-no-longer-work