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なぜ心臓の健康に熟睡が必要なのか

2019年1月14日 月曜日(HealthDay News) -  6時間:これは、心臓を健康に保つために必要な1晩あたりの最低睡眠時間と新しい研究では示されています。

この研究では、慢性的な睡眠不足と睡眠の質の悪さがアテローム性動脈硬化症として知られ、心臓発作と脳卒中の可能性を高める、動脈の脂肪性プラーク蓄積の可能性を高めることが発見されました。
医薬品や運動療法および食事療法など、心臓病の治療には多くの方法があると主任研究者であるホセ・オルドヴァス氏は述べました。
「しかし、この研究では、心臓病と戦うために私たちが使用する武器の1つとして“睡眠”を含める必要があることを強調しています。これは私たちが毎日妥協している要因です。」

オルドヴァス氏は、スペインのマドリードにある国立循環器病研究センターの研究者です。
新しい研究において、彼のチームは冠状超音波とCTスキャンを使用して、約4,000人のスペイン人の成人の動脈の健康状態について追跡しました。
試験参加者の平均年齢は46歳、試験開始時には全員心臓病には罹患していませんでした。
原因と結果を証明することはできませんでしたが、1日の睡眠時間が6時間以下の人々は、7〜8時間の人々よりも、全身のアテローム性動脈硬化症になる可能性が27%高かったことをオルドヴァス氏らは報告しました。

睡眠を取りすぎることも心臓には良くありませんでした。
この研究ではまた、一晩に8時間以上睡眠を取っている女性はアテローム性動脈硬化症のリスクが高いことがわかりました。
睡眠の「質の悪い(頻繁に目覚めたり寝つきが悪い)」参加者もまた、睡眠が良質である参加者と比較して、アテローム性動脈硬化症となる可能性が34%高いことが分かりました。

この研究は、1月14日に発行された医療誌『循環器病学会誌』に掲載されました。
「これは客観的に測定された睡眠が心臓だけではなく全身のアテローム性動脈硬化症と独立して関連していることを示す最初の研究です。」とオルドヴァス氏はジャーナルのニュースリリースで述べました。
彼はまた、米国タフツ大学にある「ジーン・マイヤーUSDA老化に関する人間栄養研究センター」で栄養とゲノミクスを指揮しています。

オルドヴァス氏は、睡眠時間が短くまた睡眠の質の悪い人々はまた、カフェインとアルコールの消費レベルがより高い傾向にあると述べています。
「多くの人がお酒を飲むとよく眠れると思いますが、リバウンド効果があります。」と彼は言います。  
「お酒を飲んだ後は、短時間眠れるものの、目が覚めた後は、再び眠りにつくのに苦労する可能性があります。また、眠りについても質の悪い睡眠となることがよくあります。」

米国の2人の専門家は、睡眠が心血管の健康の重要な要素であることに同意しました。
睡眠と心臓の健康との直接的な因果関係は依然として不明ですが、「自身の睡眠習慣に焦点を当てることは、心臓病を改善するための重要な要因として医学界ではようやく認識されつつあります。」とユージニア・ジャノス博士は述べました。
彼女はニューヨークのレノックスヒル病院で女性の心臓の健康を管理しています。
ジャノス博士は、人が起きている時間内の行動が睡眠と心臓の関係を説明するかもしれないと推論しました。
それは、「睡眠の質の良い患者は、身体的には活発で、健康的な食事を選択し、そしてストレスをより良く対処するためのエネルギーがあるから」だと彼女は述べました。  

トーマス・キルケニー博士は、ニューヨーク市のスタテンアイランド大学病院において睡眠薬を監修しています。
彼は、この新しい研究が、睡眠の質の悪さとアテローム性動脈硬化症の発生との間の原因と影響をうまく実証するためのさらなる調査への扉を開くものであるといます。

「さしあたり、医師は常に患者の睡眠状態を評価、睡眠障害を識別し、一晩に少なくとも6〜8時間の睡眠を維持する必要性を強調すべきです。」
とキルケニー博士は述べています。  

【以下のウェブサイトより引用】
https://consumer.healthday.com/sleep-disorder-information-33/misc-sleep-problems-news-626/why-your-h...