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JapanRx / そのお薬、グレープフルーツと一緒に摂取すると有毒になるかも

そのお薬、グレープフルーツと一緒に摂取すると有毒になるかも

【質問】グレープフルーツジュースはレボチロキシンの薬効に影響を与えますか?

【回答】一緒にグレープフルーツを食べたり、グレープフルーツジュースを飲んだりすると、危険であり生命を脅かす可能性のある薬は約100種類ありますが、
甲状腺機能の不活性の治療に使用される甲状腺ホルモン薬のレボチロキシンはそうではありません。

しかし、グレープフルーツジュースは体の薬物吸収能力をわずかに低下させる可能性があるため、投薬中にグレープフルーツジュースを頻繁に飲んだ場合は、
レボチロキシンレベルが通常より低くなり、治療に支障をきたす可能性があります。

「特定のスタチン系薬剤、いくつかの新しい非ワルファリン経口血液希釈剤、オキシコドンなどのオピオイド、経口フェンタニル、メタドン、
そして、いくつかの抗癌剤などの一般的に使用される薬物がグレープフルーツとの食べ合わせに非常に危険になる可能性があります。」
と、西オンタリオ大学の臨床薬理学のデビッド・ベイリー名誉教授は述べています。

彼は、最初にこの相互作用について説き、また、カナダ薬剤師協会の薬の相互作用リストの管理にも携わっています。

「影響が出るのは、何リットルも飲んだ場合であるです。」
とベイリー教授は述べました。
「例えば、シンバスタチンを服用中にグレープフルーツジュースを1杯飲んだら、3倍の量を服用する必要がある程度のものです。」
セビリアオレンジ、ライム、ポメロのような他の柑橘系果物も同様の影響を生み出す可能性があります。

グレープフルーツの影響を受けるその他の薬には、いくつかのエイズ治療薬、特定の避妊薬およびエストロゲン治療薬、抗ヒスタミン薬、
バイアグラ、キニジンなどのいくつかの心臓薬、特定の抗精神病薬および胃腸薬、いくつかの免疫抑制薬や血圧薬などがあります。

通常の状況下では、これらの薬は胃腸管で代謝され、そこでCYP3A4と呼ばれる酵素がそれらを失活させるため、活性成分はほとんど吸収されません。
しかしグレープフルーツにはフラノクマリンと呼ばれる酵素を阻害する天然の化学物質が含まれています。

その酵素の阻害がなければ、腸がはるかに多くの薬物を吸収し、血中濃度を急上昇させてしまいます。  
その結果、体質や薬によっては、腎不全、致命的な呼吸抑制、消化管出血、あるいは致命的な心不整脈が起こることがあります。  

グレープフルーツがレボチロキシンに与える影響はその逆です。
グレープフルーツジュース(またはオレンジジュース)を飲むと、摂取トランスポーターが阻害され、薬物の吸収が減ってしまう可能性があります。
その影響は長くは続きませんが、甲状腺の状態が十分治療されない可能性があります。  

【以下のウェブサイトより引用】
https://www.staradvertiser.com/2019/05/06/news/consuming-grapefruit-with-certain-drugs-can-be-toxic/