英国でフォシーガは・・・

イングランドとウェールズの国民保健サービス(NHS)は、以前拒否していた2型糖尿病の治療の新しいタイプに資金提供を受け実用化に向け、一歩前進しました。
ヨーロッパでは、ダパグリフロジン(フォシーガ:ブリストル・マイヤーズスクイブ/アストラゼネカ社製)は、ナトリウム - グルコース共輸送体-2(SGLT-2)阻害剤と呼ばれる糖尿病の経口薬の新しいクラスで、初めて腎臓におけるグルコースの再吸収を減少させることによって作用し、 尿と一緒に糖を排泄させ、体重減少、ならびに血漿グルコースレベルを低下させます。

米国食品医薬品局(FDA)は、以前、がんリスクと肝臓損傷の懸念を理由に、ダパグリフロジンの承認を拒否していましたが、この薬剤は、昨年末に欧州連合(EU)で使用が承認されました。
今年初め、米国は欧州での承認を待っている別のSGLT-2阻害剤、カナグリフロジン(インボカーナ:ヤンセンファーマ社製)を承認しました。

欧州の技術的な承認の意味するところは、ダパグリフロジンがイギリスの保健ケア・エクセレンス研究所(NICE)での使用ですが、ここで、薬物に関する指針が発行されます。
NICEの推奨はまた、ヨーロッパ全土の製品の使用に影響を与える可能性があるため、他のEU加盟国の多くは英国自体での裁定に注目しています。しかし、2月に発表されたドラフトガイダンスでは、NICEは、併用療法の一部として、ダパグリフロジンを推奨していませんでした。
しかし、その後、メーカーからの追加情報を得るなどし、現在は、治療の費用対効果についての見解を変更しました。

ダパグリフロジンは2型糖尿病薬の併用推奨

ダパグリフロジンは、2型糖尿病の患者のためにメトホルミンまたはインスリン療法と組み合わせて使用​​することが推奨されています。
しかしながら、メトホルミンおよび臨床試験の外スルホニル尿素との三剤併用療法のオプションとしては推奨されていません。

声明の中で、NICEで健康技術評価センターの所長を務めるキャロルロンソン教授は、次のように述べています。
「我々は、2型糖尿病の多くの患者さんにダパグリフロジンを勧めて満足頂いています。英国で糖尿病は深刻な問題です。そして、ダパグリフロジンは一部の糖尿病患者さんのため、別の治療の選択肢を提供します。」

スコットランドでは、スコットランド医薬品協会が一部の2型糖尿病の患者のためにメトホルミンとの組み合わせでのデュアル療法として、ダパグリフロジンの使用を承認しています。

【記事元】http://www.medscape.com/viewarticle/805256