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WHOはヒドロキシクロロキンの安全性調査結果について6月中旬までの判明を期待

チューリッヒ(ロイター)- 世界保健機関(WHO)は火曜日、安全上の懸念により、COVID-19患者を対象とした大規模試験でのマラリア薬の使用を一時停止するように一部の団体が促していることを受け、6月中旬までにヒドロキシクロロキンに関するデータについての迅速なレビューの結果を出すと約束しました。

米国大統領ドナルド・トランプ氏らは、ヒドロキシクロロキンをコロナウイルスの治療薬として押し進めましたが、WHOは月曜日、イギリスの雑誌ランセット(The Lancet)が、ヒドロキシクロロキンが投与された患者の死亡率と、不整脈の発生が増加したと報告したことを受け、招集されました。

「証拠が見直され、ヒドロキシクロロキンの害、利益の有無に関する最終決定が下されるでしょう。」と機関は述べました。

 「それは6月中旬までには判明すると期待されています。」

WHOによると、『Solidarity』と呼ばれる17か国においての調査で、ヒドロキシクロロキンの使用を開始した数千人の患者が治療を終えることができました。

新たに登録された患者では、ギリアドサイエンス社のレムデシビルやアッヴィ社のカレトラ/アルビアなど、他の治療薬でも評価が行われます。

スイスの製薬会社ノバルティス社による米国での440人の患者の研究を含む個別のヒドロキシクロロキンの試験は被験者の登録を継続しています。

ノバルティス社とライバルのサノフィ社は、何千万回分の薬剤の寄付を約束しており、それは、COVID-19による関節リウマチや狼瘡でも使用されています。

ノバルティス社は、10万人での調査が行われたランセットの研究は「観察的」であり、ヒドロキシクロロキンと副作用の因果関係を示すことができなかったと述べました。

「有効性と安全性を明確に理解するためには、無作為化比較対照臨床試験が必要です。」

とノバルティス社の広報担当者は述べました。

WHOは、安全委員会のレビューでは、『Solidarity』での患者だけでなく、他のヒドロキシクロロキン研究も調査して、ランセットで説明されている問題と同様のパターンが現れるかどうかを判断すると述べました。

感染症の専門家でありスイスの連帯研究の全国コーディネーターでもあるオリオール・マヌエル博士は、一時停止を打つことは、理にかなっていると述べました。

「すでに数千人の患者が登録されており、ヒドロキシクロロキンを投与するために無作為に割り付けられた患者もいれば、薬物を摂取しなかった患者もいます。」

とマヌエル博士は述べました。

「彼らはヒドロキシクロロキンを使用しての比較を行い、有害事象の兆候があるかどうかを確認することができます。」

 

【以下のリンクより引用】

WHO expects hydroxychloroquine safety findings by mid-June

Reuters