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COVID-19の小児に神経症状が示される

JAMA Neurologyでオンラインで発表された研究によると、COVID-19の子供では、画像診断において、中枢神経系と末梢神経系を含む、新しい神経症状、および脾臓の変化が見られる可能性があります。

イギリス・ロンドンにある子供病院であるGreat Ormond Street Hospital for Children (GOSH) のオマー・アブデル-マンナン医師は、18歳未満の患者を対象とした一連のCOVID-19の症例の子供においての神経症状を報告しました。

これにはCOVID-19の小児における多系統炎症症候群の患者27名のデータが含まれていました。

研究者らは、以前は健康であった患者のうち4人(14.8%)が、脳症、頭痛、脳幹および小脳の兆候、筋力の低下、反射力の低下などの新たな神経症状を示したことを発見しました。

 これら4人すべてには治療に集中治療室への入院が必要でした。

 4人の患者すべてにおいて、脳の磁気共鳴画像で脾臓信号の変化が見られました。

サンプルでは、脳脊髄液が検査された2人の患者では無細胞であり、ポリメラーゼ連鎖反応または培養での感染の証拠はなく、オリゴクローナルバンド検査の結果は陰性でした。

脳波検査を受けた3人の患者すべてで、軽度の活動の減退が見られました。

神経伝導研究と筋電図検査を受けた3人の患者すべてには、軽度のミオパシーとニューロパシーの変化が見られました。

すべての患者において、神経学的な改善があり、2人の患者が研究の終わりまでに完全に回復しました。

「臨床医は、新しい神経症状を呈する小児の鑑別診断に、SARS-CoV-2を追加する必要があります。」

と著者らは記しています。

 

【以下のリンクより引用】

Neurological symptoms described in children with COVID-19

Medical Xpress