1型糖尿病患者へのメリットも見つかった2型糖尿病治療薬

内分泌、糖尿病・代謝の部門の研究者は、2型糖尿病のために作られたダパグリフロジンが、1型糖尿病の患者にも利益をもたらすことを見出しました。

調査結果は、インスリンとリラグルチドが有効に働くタイプ1の糖尿病患者は、2型糖尿病を治療するために作られた別の薬が、ランダム化比較試験において有効であったという以前の研究をフォローするものでした。

新しい研究は、2011年にリラグルチドを最初に公表して以来、1型糖尿病の治療におけるUBチームの世界的なリーダーシップを維持しています。

the Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism(臨床内分泌・代謝のジャーナル)で8月4日発表された論文では、研究者らは、1型糖尿病患者は、インスリン、リラグルチドとダパグリフロジンの「トリプル療法」で血糖コントロールを改善し見たことを報告しました。
治験治療では、血糖値、体重を下げます。

すでに糖尿病の管理に、リラグルチドとインスリンを摂取していた30人の1型糖尿病患者が、無作為化プラセボ対照臨床試験に参加しました。
参加者の年齢は18〜75歳の間で、そのうちの20人は、12週間ランダムに毎日ダパグリフロジン10mgを服用するように割り当てられました。
他の10人は、同期間中にプラセボが投与されました。

「リラグルチドはBMIとヘモグロビンA1Cが高い患者で最も印象的な改善を生成するので、私たちはインスリンとは独立して作用する他の薬を必要とすることは明らかでした。なぜなら、1型糖尿病患者は、インスリンを産生しないβ細胞を持っていないためです。」と上席著者であるSUNY名誉教授であるパレシュダンドナ医学博士は誌面上で説明しました。

ヘモグロビンA1c (90日の期間にわたる患者の平均血糖 )は、プラセボ群では有意な変化はなかったものの、三剤併用療法を受けた参加者の間では0.66%減少しました。
三剤併用療法を受けたうち14人には平均4ポンドの体重減少がありました。
プラセボ群の患者は体重の減少は見られませんでした。

【ダパグリフロジン服用の患者におけるケトンの増加】

26人の参加者が試験を完了しました。
三剤併用療法を受けた参加者のうち2人は、糖尿病性ケトアシドーシス、ケトンと呼ばれる酸及び物質が原因でインスリンの不足のために血液中に蓄積したときに発生する危険な合併症を開発しました。
これは、5mg~10mgのダパグリフロジンを毎日増加させたところ、研究の2日間に発生しました。どちらも途中で試験を中止しました。

ダンドナ博士は次のように述べました。
「我々のデータはまた、ダパグリフロジンのすべての患者がケトンの増加を経験することを、初めて示しています。」
「これは、特に、ダパグリフロジンと一緒にリラグルチドを摂取してから、インスリンの著しい減少がある人、炭水化物の摂取が少なすぎる人に糖尿病性ケトアシドーシスを発症する人を罹患しやすくする素因となる可能性があります。」
「我々の研究は、糖尿病性ケトアシドーシスを防止するための潜在的な戦略に光を当て、より多くの研究は、まだこの分野で必要とされます。」

ダンドナ博士は、データは、インスリン投与量の減少を最小限にする必要があることとダパグリフロジンは高い用量では、このような患者には使用すべきではないことを示唆していると述べています。

(記事元)http://medicine.buffalo.edu/news_and_events