ビマトプロストの脱毛治療への有効性

緑内障の治療に使用される点眼薬が脱毛症の治療に使用されるかもしれないということが新しい研究で報告されました。 薬は通常緑内障の患者へ使用されますがまつ毛を伸ばすという副作用があり、現在は男性、女性への育毛に使用ができないか研究をされています。 もし研究がうまくいけば脱毛の治療薬として市販される可能があります。 ブラッドフォード大学の科学者ヴァレリーランドール教授は ビマトプロストがまつげの成長を促進することは既に知られており 、その目的で処方されています。頭髪とまつ毛の毛は毛包のつくりが異なっておりビマトプロストがまつ毛の育毛効果と同じように頭皮にも見られるのかという研究を行いました。調査結果はビマトプロストは人間の頭皮の育毛を促進する作用があり、新しい脱毛症の治療法となると見られています。 男性ホルモンとアンドロゲンは胸の毛やあごの毛の成長を促進し、頭髪の成長を抑制します。頭皮の生え際後退などを引き起こす男性型脱毛症の患者はイギリスでは650万人いると見られています。

ホルモンは特定の受容体分子を遮断することで脱毛を引き起こす信号経路を刺激します。細胞が異なる作用をするようになるスイッチとして働くタンパク質もあります。しかしビマトプロストはアンドロゲンとは関係のない全くことなった受容体に働きかけます。もしアンドロゲンの受容体が毛包に脱毛作用を働きかけても、ビマトプロストは育毛作用を働きかけます。ビマトプロストの効果はアンドロゲンの脱毛作用よりも強く働きかけるだろうと期待されています。 FASEB Journalに載った研究結果は、Federation of American Societies for Experimental Biologyに発表されました。薬を使用し美容手術を受けているドナーの頭皮組織より実験が行われました。 ビマトプロストで塗布した毛包は、塗布していない箇所に比べわずか9日間で3倍以上の成長率であり、頭皮の毛包はまつげの毛包と全く同じ受容体を含んでいることが発見されました。 ランドール教授は薬成分が毛包の届いていれば育毛を促進するだろうと述べました。第2臨床試験は米国とドイツで行われ、220人の男性型脱毛症の患者と172人の女性型脱毛症を対象にされました。参加者はビマトプロストの溶液もしくはプラセボ薬を頭皮へ塗布されました。 既に販売されているミノキシジルとの効果の比較もされました。 ランドール教授はルミガンを製造しているアラガン社のコンサルタントの役割を担っています。

http://www.mirror.co.uk/news/technology-science/science/bimatoprost-glaucoma-drug-lumigan-could-1401947