薄毛治療薬による前立腺がんへの作用

前立腺はアメリカ人男性のなかでは最も多いといわれており、6人に1人が一生のうち に前立腺がんを鶉うとされています。医学雑誌NEJMNによると新しい研究で脱毛治 療薬には前立腺がんのリスクを43%下げるということが分かりました。この研究は 1990年代半ばより開始され18800人の中年男性を追跡調査しました。 半数の男性がフィナステリドという脱毛治療薬を7年間服用し、残り半数がプラセボ薬 を服用しました。この薬はメルク社のプロペシアという製品名でよく知られています。別 の名前で前立腺肥大の治療薬としてもこの成分は使われています。 18年後に研究対象となった男性群を調べたところフィナステリドを服用した男性は前 立腺がんのリスクがプラセボ薬服用者に比べ30%ほど低くなったということを発見しまし た。また別の低悪性度の前立腺がん発症のリスクもフィナステリド服用者のほうが 43%低いことが分かりました。

ただし悪性の高い前立腺がんの発症リスクがプラセボ薬服用者と比べフィナステリド服 用者のほうが高かったですがその前立腺がんによる死亡リスクに差はありませんでした。 両グループの15年の生存率は変わらず、両グループで前立腺がんを持っていた男性 の10年の生存率もおなじでした。悪性の高い前立腺がんの抑制はできなくてもフィナステリドは悪性の低いがんの発生リスクは回避できるかもしれません。PSA検査が一般的になり、悪性の低い前立腺がんを見つけるのが簡単になりました。低悪性の前立腺がんは放置していても致命的になることが少ないです。男性によっては外科手術や放射線治療を選ぶ人もいますが 性機能や尿に副作用が起こる場合もあります。さらに多くの医師に会ったり、費用や 時間がかかるためストレスがたまります。 フィナステリドは命を救うわけではないが生活の質を上げてくれると泌尿器腫瘍医 Ian Thompsonは話しています。

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http://www.mensjournal.com/health-fitness/health/the-baldness-drug-that-fights-prostate-cancer-20130905