糖尿病治療薬で心不全の治療が可能か?

ダンディー大学は比較的新しい2型糖尿病治療薬、ダパグリフロジンが、2型糖尿病の患者の間での心不全のリスクを減らすことができるかどうかを確認するための研究プログラムを実施しています。

心不全は、心臓が、身体の周囲に十分な血液を送り出すことができないほどに損傷した状態です。
心不全は、はじめに極度の疲労、息切れなどの症状を発症し、症状が出続けた場合は死亡につながる可能性があります。

フォシーガのブランド名で市販されているダパグリフロジンは、SGLT2阻害剤として知られている糖尿病薬のクラスに属します。
これは2型糖尿病治療薬の最新のクラスとして、the National Institute for Health and Care Excellence (NICE)によって承認されています。

薬は、腎臓が、尿を介して血液中の余分な糖分を身体の外に排泄するのを促すことによって作用します。これにより、薬物は、より多くの水分を排出し血糖値を低下させ、血圧を下げ、体重減少を促進するのに役立ちます。

REFORMトライアルとして知られる新しい試験は、1年間、プラセボに対して一日一回10mgの用量のダパグリフロジンの使用を試します。
トライアルの参加者は、2型糖尿病で、心不全の症状が安定している18歳から75歳の成人になります。

被験者は、研究テストの前と1年間のテスト終了時に、磁気共鳴イメージング(MRI)にて、心臓のスキャン検査を行います。
MRIスキャンでは、心臓の筋肉がどのように効率的でかつ健康的であるかが表示されます。

被験者はまた、ダパグリフロジン治療が治癒能力を向上させるかどうかを評価するための演習を実施し、アンケートにて、被験者の生活の質を評価します。

ダンディーにあるナインウェルズ病院での心臓外科医で、臨床病理コンサルタントでもあるチムラング教授は、次のように述べています。
「抗糖尿病薬のこのクラスは、心血管患者にとって、心臓疾患の治療には有益な効果があり強い指標となる可能性が大きいことを示しています。」

(記事元)http://www.diabetes.co.uk/news/2016/jun/dundee-university-trial-will-assess-whether-diabetes-drug-can-treat-heart-failure-92490066.html