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発展途上国で肺疾患の原因となる薪を使用した調理

2020年11月26日– 小規模の研究では、他の燃料の代わりに木材を使って料理をする人は、それにより吸引する汚染物質や細菌毒素のために肺を損傷するリスクがある可能性があることが示されています。

研究者は、液化石油ガスまたは木材バイオマス(木材、作物廃棄物、または木材ブラシ)を使用して調理を行っていたインドのタンジャヴル在住の23人に対して調理用コンロの汚染物質の影響について調査を行いました。

彼らは参加者の家の汚染物質の濃度を測定し、肺活量測定や高度なCTスキャンなどのテストを使用して個人の肺機能を研究しました。

例えば吸入した際に1回のスキャンを行い、吐き出した後にまた別のスキャンを行いその差を測定して肺がどのように機能しているかを確認しました。

研究者たちは、木材を使用して調理を行った人々は、汚染物質や細菌性エンドトキシンへの曝露が多く、肺疾患に関連する肺内の空気の閉じ込めレベルが高いことを発見しました。

「空気の閉じ込めは、肺の一部が効率的に空気を交換できない環境にあるときに発生します。そのため、次に息を吸うときにその領域に十分な酸素が供給されず、二酸化炭素が排出されません。」

とカリフォルニア大学サンディエゴ医科大学のポスドク研究員であり研究の共著者であるアビラッシュ・キザッケ・プリヤコート氏は述べています。

「肺のその部分がガス交換をやり損なっているのです。」

木材を使用し調理を行った人でのより小さな研究のサブセットでは、非常に高いレベルの空気の閉じ込めや他の肺の問題がみられました。

約3分の1の人には吸入した空気の50%以上が肺に閉じ込められました。

キザッケ・プリヤコート氏によると、一部の人は環境の影響を受けやすい遺伝的素因がある可能性があります。

「バイオマス燃料による被害の程度は、従来のテストでは実際には十分に把握されていません。」

と彼は述べました。

「CT画像のようなより高度で感度の高い技術が必要です。画像処理を使用する主な利点は、感度が非常に高いため、本格的な疾患に進行する前に微妙な、局所的変化を検出でき、短期間での疾患の進行を追跡できることができるのです。」

 

この調査結果は、11月29日から12月5日までオンラインで開催される北米放射線学会の年次総会で発表される予定です。

世界中で約30億人が木材を使用して料理を行っています。この種の燃焼は大気汚染関連の病気による年間推定400万人の死亡の主な原因となっています。

公衆衛生イニシアチブは、人々がよりクリーンな液化石油ガスに切り替えるように促しました。

「排出されたバイオマス燃料へ慢性的に晒されることで発生する初期の変化を見つけ、それを理解することが重要です。」

と、キザッケ・プリヤコート氏は会議のニュースリリースで述べました。

この研究は、アイオワシティにあるアイオワ大学の放射線学科の教授であるエリック・ホフマン氏が、インドのヴァラムにあるペリヤル・マニアムマイ科学技術研究所と共同で主導しました。

研究参加者には肺気腫がなかったことは木質のバイオマスが小さな気道に影響を及ぼしているということを示唆しているとキザッケ・プリヤコート氏は述べました。

明らかに呼吸困難がない人でさえも、肺に検出されず治療されない損傷や炎症がある場合があります。

この研究は木材を使用した調理に焦点を当てていましたが、調査結果は、米国の山火事を含む他を発生源とする薪の煙へ曝されることについて重要な意味があります。

会議で発表された研究は、通常、査読付きジャーナルに発表されるまで予備的なものと見なされます。

 

 

【以下のリンクより引用】

Wood-Fired Cooking a Cause of Lung Illness in Developing World

Healthday