女性の心臓発作症状は、男性の症状とは異なる?

心臓発作の症状を視覚化しようとする時、まず最初に胸元を掴み苦痛や不快感を訴える人のイメージを思い浮かべるでしょう。

これが間違っているわけではありませんが、多くの人々は、心臓発作がどのように見え、感じるかにおいて、性差があるという可能性を認識していません。
上記の症状は男性では一般的ですが、こうした兆候は女性の場合控えめで非定型である可能性があります。

ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンターのニーカ・ゴールドバーグ医師は、以下のように述べています。
「胸の上に象が横たわっているような圧迫感は男女共通して経験することがありますが、女性の中にはこうした胸の圧迫を感じない人もいます。」
また、次のように続けました。
「代わりに息切れ、下胸部もしくは上腹部の圧迫や痛み、めまい、頭痛、立ちくらみ、失神、上背部の締め付け、極度の疲労感などを経験する可能性があります。」

息切れの症状は、多くのケースで患者が気づく心臓発作の初発症候となります。
ただこれは、特に原因不明の発汗や差し迫った破滅感を伴う時、パニック発作と間違えられることがあります。

最近のツイッターでのとある看護師による一連のつぶやきでは、彼女が心臓発作を筋挫傷と誤解した経緯が説明されています。
これによると、彼女は胸の痛みを感じなかった一方で、上背部から肩甲骨、両腕にかけての”燃えるような”痛みを経験したといいます。

ゴールドバーグ医師はまた、体中に巻き付けられた縄によって締め付けられるような全身の痛みを感じたと表現した女性もいた、と加えました。
もし上半身のどこかにこのような痛みを15分以上に渡って感じた場合は、できるだけ早く医師の手当てを受けてください。

心臓の治療が遅れると長期的な後遺症に繋がったり、死亡リスクを高めることとなるため、時間が極めて重要となります。
スイスで行われた新しい研究では、男性よりも女性の方が医師の診察が遅れるケースが多いことが分かっています。

平均して、女性は男性と比較して医療機関に連絡への連絡が37分遅れることが確認されました。

スイスにあるトリムリ病院の心臓専門医を務めるマティアス・メイヤー医師は、以下のように述べています。
「心臓発作を発症した女性は、男性と比較すると緊急治療が必要な状態になる可能性が低いように思われます。」

治療の遅れや戸惑いは、女性の生存率の低くなっている要因の一つです。
心疾患は”男性の”病気であるとの一般認識があるにも関わらず、実際のところアメリカでは、これは女性の死因の上位に位置しています。

心臓発作のリスク軽減のため、生活習慣の改善を開始するのは今からでも遅すぎることはありません。
常に活動的であることを心がけ、栄養価の高い食事を摂り、タバコを吸わず、血圧と血糖値をコントロールしましょう。

アメリカ心臓協会(American Heart Association)はまた、ストレスの軽減やアルコール摂取量の制限、健康的な体重維持も大切であると強調しています。

Medical Daily 2018年12月13日
https://www.medicaldaily.com/heart-attack-symptoms-women-differ-men-how-428928