マラリアに対する革新的な戦略で最も利益がある地域を特定

家畜へのイベルメクチン投与は西アフリカで最大の影響があるでしょう。 
「ラカイシャ(la Caixa)」がサポートする調査機関であるISGlobalによる分析では、
家畜へのイベルメクチン投与がマラリア感染に最も大きな影響を与えると予測されるアフリカの地域を特定しています。

電子ジャーナル、『Scientific Reports』に発表された結果によると、
それは、マラリアの有病率が非常に高いサヘル以南の西アフリカの地域を指しています。  

2000年から2015年の間に、世界中で推定6億6300万件のマラリア感染が回避されました。
これは主に殺虫剤で処理された蚊帳の使用と殺虫剤の室内散布によるものです。
しかし、これらの対策は、日中に屋外でマラリアを媒介する蚊に刺されることからは保護されず、家畜か餌となることもあります。

この「防ぎようがない」伝染に対処するため、屋外での対策が必要になります。
イベルメクチンは、例えばダニなどの動物の皮膚または、腸内寄生虫など体内に生息する寄生虫を駆除するために、
家畜において長年使用されてきました。
最近の研究によると、イベルメクチンは薬物治療を受けた動物を餌とする蚊も殺すことができるため、
特にマラリア感染率が高い地域では、媒介動物を防除するための魅力的な補完ツールとなります。

この研究では、ISGlobalの研究者であるカルロス・チャコール博士のグループが、マラリアの高い罹患率が家畜が密集するエリアと、
人間と牛を餌にするハマダラカの蚊の密集度と重なるアフリカ地域を特定するためのマッピング演習を行いました。
言い換えれば、彼らは家畜へのイベルメクチンの投与がマラリア抑制に最も大きな影響を与える可能性のある地域を特定しようとしました。

分析によると、サヘル以南の西アフリカ地域(特にブルキナファソ、ギニア、ベニン、トーゴ)は、
家畜にイベルメクチンを与えることで最も利益を得ることができる地域です。
これらは、10歳未満の子供の間で最も高いマラリア罹患率がある地域でもあります。

「この戦略は、家畜の全体的な健康状態を改善することによって、地域社会にさらなる利益をもたらすことができます。」
とチャコール博士は説明します。

さらに、彼は、イベルメクチンは殺虫剤耐性のある蚊に対してさえ有効であると予想されると指摘しています。

戦略がマラリア感染率の減少に効果的であり、地域社会に受け入れられ、そして費用対効果が高いかどうかを評価するためには、
さらなる研究が必要です。

これはまさにBOHEMIAの目的の1つです。
これはユニエイドが資金を提供し、ISGlobalが主導するプロジェクトです。
最近始まったBOHEMIAでは、アフリカの2カ国(タンザニアとモザンビーク)のコミュニティや家畜におけるイベルメクチン大量投与の影響を
評価する予定です。  

「私たちのマッピングでは、実際に、BOHEMIAのために選ばれた地域は、イベルメクチンの家畜への使用にとって特に興味深い地域です。」
とチャコール博士は述べています。  

【以下のウェブサイトより引用】