ヘルペスの症状発現にはどのくらいかかる?

ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)によって引き起こされるウイルス性の皮膚感染症です。

HSVには、主に口腔ヘルペスを引き起こす1型と、性器ヘルペスを引き起こす傾向にある2型の2種類があります。
しかし、どちらのヘルペスも両方の部位にて発生する可能性があります。

この記事では、注意すべき初期兆候を学びます。
また、一般的に症状発生にかかる時間や、医者にかかるべきタイミングに関する情報を提供します。


<初期の兆候と症状>
人によっては、ヘルペスに感染しても症状が出ません。
症状が出る場合、通常まず単純疱疹が表れます。

こうした疱疹は、水疱として口や直腸、性器の周辺に現れます。
水疱は破裂して痛みを伴うことがあり、放置する場合治癒するまでに数週間かかることがあります。

その他の症状には以下のようなものがあります。

尿が疱疹を通過することによる排尿時のひりつき
疱疹が尿道を阻害することによる排尿困難
性器周辺の痒みや痛み

一部の人は、ヘルペスの目に見える最初の兆候を「発症」と呼びます。
ヘルペスが初めて発症した時、以下のようなインフルエンザに似た症状が同時に現れることがあります。

  • 発熱
  • 頭痛
  • 体の痛み
  • 扁桃腺の腫れ
  • 倦怠感

既に免疫系に影響する症状がある場合、症状がより長く持続したり、痛みの症状が悪化する場合があります。

免疫系に影響する症状の例として、次のようなものがあります。

  • 糖尿病
  • HIVもしくはエイズ
  • 白血病


<症状の発症時期>
ヘルペスに感染していても何年も症状が出ないこともあります。
一方、ウイルスに接触してから2~10日程度で初期症状が現れる人もいます。

ヘルペスの初期発症は、2~4週間継続することがあります。
この後、疱疹は徐々に治癒し、瘢痕が残ることはありません。
一般的に、ヘルペスの初期発症が最も持続時間が長く、痛みも強いと感じる人が多いです。

中には、発症を繰り返す人もいます。
繰り返しの発症は、ウイルス接触後最初の1年間に起きやすい傾向にあります。
再発時は、症状が1週間程でなくなることがあります。

また、発症前に何かしらの兆候に気付くこともあります。
医師はこうした症状を「前駆症状」と呼びます。
前駆症状が出た人は、発症に備えて治療やその他予防措置を取り始めることができます。

ヘルペスのよくある前駆症状としては、性器周辺の痒みやひりつき、刺痛のほか、股関節部や臀部、脚の鋭い痛みがあります。

時間と共に、発症頻度が減り、症状も軽度になることがあります。
人によっては、最終的にはヘルペスが完全に発症しなくなることもあります。


<医者にかかるタイミング>
ヘルペスの疑いがある、もしくは何かしらのヘルペス症状がある場合は、医者に診てもらう必要があります。
またその他性感染症の可能性を排除するため、ヘルペスの検査を受けることも重要です。

検査のために病院を受診することもできます。
疱疹や水疱がある場合は、病院スタッフがスワブ法を用いて、疱疹のサンプルを採取します。
サンプルを調べることで、その疱疹がヘルペス感染によるものかどうかが分かります。

ヘルペスウイルスに感染していても症状がないケースについて心配する人もいるかもしれません。
この場合、医師が血液検査を行い、血液中のウイルスを確認することができます。
しかし、アメリカ疾患予防センター(CDC)では、定期的な検査は推奨されていません。


<まとめ>
ヘルペスの初期症状に気付くまで、感染してから約2~20日かかることがあります。
しかし場合によっては、ヘルペスウイルスが何年間も症状無しに潜伏することがあります。

ヘルペスの主な症状は口や性器周辺の疱疹であり、頭痛や倦怠感といったインフルエンザ様の症状が出ます。

ヘルペスの初期発症後は、発症を繰り返す人もいます。
再発期間は初期発症時と比べて短くなる傾向にあります。

ヘルペスがある人は、他人に移さないように注意する必要があります。
これには、性交時にコンドームやデンタルダムを使用し、発症中は性交渉を行わないことが含まれます。

ヘルペス症状に気付いたら、医師の診察を受けましょう。
医師は必要な検査を行い、ヘルペスもしくはその他症状があるかどうかを確認します。

出典: 2019年11月27更新 Medical News Today『Herpes symptoms: How long do they take to show up?』(2019年12月2日に利用)一部抜粋
https://www.medicalnewstoday.com/articles/327144.php#can-it-lie-dormant