バイアグラのリクリエーション使用が推奨されない理由

バイアグラや他の勃起不全薬はしばしば誤用されますが、その危険性について調べました。  
世の男性は、ほぼ20年間、勃起不全(ED)を治療するための小さな青い錠剤に目を向けてきました。
1998年にバイアグラ(シルデナフィル)が初めて登場して以来、EDと診断された男性の数は250%も増加しました。  
この薬が何百万人もの男性の性生活を改善するために、便利で効果的な選択肢を与えたと言うのであれば安全です。
しかし、勃起不全でもないのにバイアグラやシアリス(タダラフィル)、レビトラ(バルデナフィル)などの他のED治療薬を摂取することはとても危険です。  

処方箋なしでの薬の使用は賢明ではない  
カリフォルニア州スタンフォード大学のスタンフォードヘルスケア部門の男性生殖医療外科部長であるマイケル・アイゼンバーグ医師は次のように述べています。
「医師が処方していない処方薬を使用することは決して良い考えではありません。これらの薬にはリスクと副作用があり、深刻な結果が生じる可能性のある病状が見られることがあります。」  
なぜ男性がはバイアグラや他のED治療薬を濫用しているのでしょうか。勃起に問題がない男性は、自分のパフォーマンスの為に使いたいと考えるのです。  
「EDでなくてもバイアグラを手に入れようとしている男性はたくさんいます。」とアイゼンバーグ医師は言います。 
「そういう場合、たいていは性的なパフォーマンスを向上させる、あるいは性的に優れたパフォーマンスを発揮したいだけなのです。」    

なぜEDでないのにバイアグラを使用するのか  
バイアグラはEDの治療だけでなく、運動能力を高めることができると聞いている人もいます。
また、利便性とコストのためだという人もいます。
彼らは処方箋を得るのは面倒であるけれども、薬が欲しいのです。  
「私たちの大部分は多忙な生活を送っており、一部の男性はなかなか病院へいけないのかもしれません。」とアイゼンバーグ医師は言います。 
「また、EDについて良い印象を持っていないことがあります。多くの若い男性は医師に会うことを恥ずかしいと思うのかもしれません。」    

処方箋なしでどのようにバイアグラを入手しているのでしょうか。  
バイアグラをオンラインで購入することは、この薬を入手するための一般的な方法であるようです。 
医療誌『Current Drug Abuse Reviews』に掲載された研究によれば、ED治療薬の乱用のために男性が簡単にアクセスできるためといった理由が示唆されています。
1日600万回を超えるインターネットドラッグストアの検索、そして、7,000件のオンライン薬局がヒットします。  
アイゼンバーグ医師は、彼の友人や親戚からバイアグラを譲り受けるといった話も聞いているそうです。  
プレス発表によると、ファイザー・グローバル・セキュリティーズによる2011年の調査では、「バイアグラを買う」という言葉の上位検索結果に掲載された22のウ​​ェブサイトを調べました。
そして薬の約80%が偽造品であることを発見しました。
偽のバイアグラは、活性成分シルデナフィルを含んではいるものの、宣伝された量の約30〜50%の含有量でした。  

バイアグラが下記のような副作用を引き起こす可能性があることを知ることも重要です。  
  • 頭痛
  • 胃もたれ
  • 下痢
  • めまい
  • 胸焼け
  • 鼻水や鼻づまり
  • 鼻血
  • ほてり
  • 不眠
  • 筋肉または背中の痛み
  • 手、腕、足、脚のまひやうずき
  • 光の感受性や視力の変化  

基礎疾患がある場合でのバイアグラの使用は、重大なリスクにつながる可能性があります。
例えば、硝酸塩として知られている薬物を服用している心臓病の男性は、バイアグラを服用すると危険な低血圧を発症する可能性があります。  

「ED治療薬を使用する前に、男性が健康であり薬の服用は問題がないかを確認する必要があります。」とアイゼンバーグ医師は、述べています。 
もう一つの懸念は、ED治療薬を使用している男性の中には、他の違法な薬物と併用する人がいることです。  

『Archives of Sexual Behavior』誌に掲載された調査によると、男子大学生の4%がED治療薬をレクリエーション的に使用していることが確認されています。
彼らのほとんどは、ED治療薬と他の薬と組み合わせ、危険な性行為を行っていました。  
EDでないのにバイアグラを使用する男性は、心理的に中毒となり薬に依存してしまうことがあります。  

食品医薬品局(FDA)は、EDの治療薬としてバイアグラは承認されているものの、研究者らにより、この薬が他の疾患にどのように役立つかが検討されています。
 
たとえば、バイアグラには次の用途もあります。  

肺高血圧症
商品名レバチオは、バイアグラと同じ有効成分シルデナフィルが含まれており、肺の高血圧を特徴とする肺高血圧の成人の治療に承認されています。  
レイノー病
この症状は、指やつま先に悪寒を感じ麻痺するこの疾患は、バイアグラにより症状が和らぐ可能性があります。  

また、前立腺癌研究者は、バイアグラがこの一般的な癌に役立つかどうかを検討しています。   

その他、バイアグラは他のいくつかの疾患についての潜在的治療法として研究されています。  
場合によっては、この薬は『オフラベル』として処方されることもあります。それは、医師が未承認の用途に処方することを意味します。  

常に医師から処方箋を得る これらの疾患には処方箋を得ることなくバイアグラを使用することは危険です。
『オフラベル』で薬物を使用したいのであれば、まずは、医師に相談するべきです。
そして、『オフラベル』でバイアグラを使用する利点とリスクについて話し合う必要があります。  

バイアグラをレクリエーションとして、またはオフラベルで使用するために  
EDかな?と思ったとき、最善の策は医師の診察を受けることです。 バイアグラは一つの選択肢ですが、他にもたくさんあります。  
薬を誤用している人を説得したいとアイゼンバーグ医師は言います。  
「私はいつも自分の患者さんには、皆さんを幸せにすることが目標だと伝えています。それには多くの方法があります。
患者さんの健康状態、服用している薬、症状などについて医師に相談することで、バイアグラが体に合っているかどうかを判断することができます。」  

最終更新日:12/19/2017  

【以下のウェブサイトより引用】