コロナウイルスで自宅待機すべきなのはどういう人なのか

COVID-19は、流行中のウイルス性疾患であり、感染者のほとんどが軽度ですが、基礎疾患のある人や高齢者では致命的です。

現在、感染者は約200,000人、世界中で8,000人近くが死亡しています。

世界中の政府は、ウイルスの拡散を制御するための新しいガイドラインを策定し、実行しています。

最新のガイドラインでは、妊娠中の女性においては、ウイルスの蔓延と病気による死亡を制限するために、12週間、すべての社会的な接触を避けなければならないといったことが加えられています。

 

病気の前兆

英国のNHS(国民保健サービス)のガイドラインによると、症状の前兆が見られる人やその他の脆弱なグループに含まれる次のような人々は、外出は避けるべきです。

  • 熱のある人
  • 咳が出始めたり繰り返し咳をする人

 

こういった人々は、近所の一般医院や、病院、または薬局へは行かないことが勧められます。

また、自己隔離(自宅待機)をしていることをコロナウイルスのヘルプラインに知らせる必要も、コロナウイルス検査を受ける必要もありません。

自己隔離の期間は、症状のある人の場合は7日間、症状のある患者と一緒に住んでいた世帯または家族の場合は最初の患者の最初の症状から14日間です。

一方、リスクの高い別の人と一緒に住んでいる場合、別々の場所で14日間、生活をするようにしなければなりません。

これが不可能な場合、2人は可能な限り同じ家の中でも離れて生活を送るようにする必要があります。

英国のボリス・ジョンソン首相によると、症状のある患者に対する新しい勧告は、

「個人の隔離と世帯の隔離の違い」があると綴っています。

検疫期間中、個人が自宅で症状を管理できない、気分が悪くなった、または7日間の終わりに症状が残ると感じた場合、オンラインで助けが得られなくなった場合には、コロナウイルスヘルプラインに電話する必要があります。

 

スクの高いグループ

特に感染リスクの高い次のグループでは、少なくとも12週間に渡って自己隔離が行われます。

  • 70歳以上の人
  • 免疫力が低下している人
  • 慢性の心臓病または腎臓病に罹患する人
  • 妊娠中の女性

 

政府は、これらの人々に、仕事も含めて完全に在宅とし、外食はしないように勧めています。

 

運動するためだけに外出する可能性もありますが、その場合も彼らは他人とのすべての接触を避けるべきです。

これらの推奨事項を参照にして、公衆衛生イングランドの最高医療責任者であるクリス・ウィッティ氏は次のように述べています。

「振り返った時にそれは行き過ぎだと思うかもしれませんが、私たちは現状を考慮し、他の方法よりもそうすることで注意を払いたいのです。」

彼は、「危険にさらされている」グループに対するこれらの制限を「絶対に重要」であると説明しています。

政府は加えて、外出して他人とのすべての社会的接触を止めることが不可欠でない限り、英国のすべての人々に家に留まるように求めています。

 

社会的距離

米国と共有されている新しい英国での疫学モデリングによると、米国では最大220万人が感染し死亡する可能性があります。

査読付きのジャーナルには掲載されませんでしたが、インペリアルカレッジのコロナウイルス対応チームを代表して、30人の科学者によって執筆されたこの報告は、人同士の接触を減らすことを目的とした公衆衛生対策の役割をシミュレートしています。

これを回避するために、仕事、学校、社会的理由のためにすべての集会を抑制するという、抜本的、かつ包括的な一連の推奨事項が米国と英国で導入されました。

これは、ワクチンが利用可能となるまで、つまり、少なくとも18か月間は続けられます。

これらのステップには、健康への影響は言うまでもなく、莫大な社会的および経済的コストがかかりますが、英国の研究者は、それらは現在「唯一の実行可能な戦略」を表していると言います。

その理由は、感染した患者を隔離し、接触を減らし、脆弱な人々を一般社会から隔離する緩和政策では、せいぜい半分の予想死者数を減らすことしかできず、依然として死者は100万人以上のままです。

この唯一の解決策は、徹底的に社会的に(人々の間で)距離を保つことです。

米国では、10人以上での集会は禁止されており、国民は家にいるようにし、不必要な旅行はしないことが勧められています。

そして、いくつかの町は既に閉鎖されています。

アメリカの疫学の専門家でタスクフォースのリーダーであるデボラ・バークス氏は、次のように述べています。

「このモデルで最も大きく影響を受けるのは、大規模なグループでは公開されていない小さなグループでの社会的な距離です。最も重要なことは、世帯の一人が感染した場合、世帯全体が14日間、自己検疫されるということです。これにより、世帯の外への感染が100%停止します。」

モデルをリリースした30人の強力な英国グループのリーダーであるニール・ファーガソン氏は、ワクチンが利用可能になるまでは、無期限の隔離措置が必要になると言います。

科学者たちは、次のように記しています。

「いずれかの介入の単独での有効性は限られている可能性が高く、複数の介入を組み合わせることで、感染に対して実質的な影響与える必要があります。」

さらに、このような厳しい制限はかなり長期間、続くだろうと彼らは警告しています。

 

妊娠中の女性はなぜでしょうか?

現時点では、妊婦がより重症になる可能性が高く、ウイルスが胎児にうつってしまうという証拠はほとんどありません。ただし、この分野での専門知識の最も顕著な特徴が、その知識の乏しさです。

専門家は、妊娠中の女性がCOVID-19で重症になりやすいと考えています。妊娠の免疫抑制効果が胎児と子宮の急速な成長と相まって、一部の体の領域で肺を圧迫し、感染の可能性が高まります。

妊娠中のウイルス感染はしばしば胎児に影響を与え、流産、先天性障害、未熟児、および死産をもたらすことがあります。

感染した妊婦の数が比較的少なく、自然流産の割合自体が高いため、これらの合併症のどれだけが、ウイルス感染自体によるものかを知るのは困難です。

一部の専門家団体は、周産期での感染を防ぐために、出生後に母親と乳児を分離することを助言する専門家もいますが、英国王立小児科医科大学(the UK Royal College of Paediatrics and Child Health)と英国王立産科婦人科大学(the Royal College of Obstetricians and Gynecologists)は、共同で、母乳育児による利益と、母子の絆を形成するために、一緒にいることが望ましいと述べています。

ウイルスは母乳を介して乳児に感染することが判明していないため、利用可能なデータは限られますが、それによると、母親に対しては乳児への授乳中には手洗いを行い、マスクを着用するようにといった、英国機関によるものと同様のシンプルなアドバイスがされています。

また、そのような乳児は母乳からのウイルスへの抗体も受け取り、世界で最も早いワクチン接種者になるであろうことが示唆されています。

ただし、妊娠中の女性は、病気から回復した後でも、できれば2〜4週間ごとに超音波で監視され、、危険にさらされている公共の場には近づかないようにする必要があります。

 

結論

新しい推奨事項の目標を要約し、ジョンソン氏は次のように述べています。

「数百万人にのぼる70歳以上の、健康な人や活動的な人を含む多くの人が、これらの対策に過剰なものがあると感じるかもしれませんが、しかし、私はそうすることで病気の広がりを遅くし、病気のピークを減らし、 命を救い、苦しみを最小限に抑えることができ、NHSには病気に対処するチャンスが生まれるのだと思います」。

 

 

【以下のリンクより引用】

Who should stay at home due to coronavirus?

News Medical Net