エンパグリフロジンにより2型糖尿病の心不全での入院が現実的に減少

ベーリンガーインゲルハイム社とイーライリリー社によって発表されたEMPRISE研究の初期の結果によると、DPP-IV阻害剤と比較して、SGLT2阻害剤であるエンパグリフロジンは、心血管疾患の有無にかかわらず、2型糖尿病患者の心不全での入院の相対危険度が44%減少しました。

2014年8月から2016年9月の間に、第2型糖尿病患者約35,000人を、現実世界において分析した初期の結果は、EMPA-REG CVアウトカム試験のデータを支持し、プラセボと比較して2型糖尿病患者の心不全の入院時の相対危険度が35%低下し、脳血管障害の改善が見られました。
この初期のEMPA-REGの所見は2015年9月に発表され、『Endocrine Today』ですでに報告されています。

「EMPA-REGアウトカム試験で見られる心不全の入院時の相対リスク低下が日常的な臨床ケアにつながるかどうかを理解することが重要です。」
とハーバードメディカルスクールの助教授であるブリガム・アンド・ウィルス病院のエリザベッタ・パトルノ医師は、プレスリリースで述べています。

「EMPRISE研究のこれらの最初の結果は、エンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス)が心不全での入院の減少と関連しており、この効果は、2型糖尿病の人で、心血管疾患の既往の有無にかかわらず一貫していることを示しています。」
EMPRISEはEMPA-REGの成果を補完するために2016年に開始されましたが、脳血管性障害の有無にかかわらず2型糖尿病患者の5年間にわたる比較有効性、安全性、医療資源の利用および日常診療における費用に関するデータを提供することによってDPP-4阻害剤の比較が行われました。

「ベーリンガーインゲルハイム社とイーライリリー社は、2型糖尿病患者の心血管疾患の負担を軽減することに貢献しています。これらの現実の分析は、進行中の研究を含め、心不全におけるジャディアンスのさらなる研究の道を開いた画期的なEMPA-REGアウトカム試験の臨床所見に基づいています。」
と、ベーリンガーインゲルハイム社のトマス・セク氏は述べています。

この試験では、米国において2014年から2019年の間でのエンパグリフロジンの使用を開始してから最初の5年間について評価しています。
この研究は2つの米国の医療機関とメディケアから選ばれた2型糖尿病患者20万人以上が最終的に対象となり研究は完了される予定です。

プレスリリースによると、EMPRISEの全結果は2019年に発表される予定です。

【以下のウェブサイトより引用】